教員の教育・研究活動報告
役職/職名 | 准教授 | 所属 | 外国語学部 英米語学科 |
---|---|---|---|
ふりがな | たかはし なおこ | 生年 | |
学歴 | 米国ミシガン州立大学(Michigan State University)大学院言語学研究科修士課程修了(1996年) 米国ハワイ州ハワイ大学マノア校(University of Hawaii at Manoa)大学院言語学研究科博士課程修了(2006年) |
||
学位 | M.A.(言語学) [1996年 米国ミシガン州立大学 (Michigan State University)] Ph.D.(言語学) [2006年 米国ハワイ大学マノア校(University of Hawaii at Manoa)] |
||
研究分野 | 言語学(語彙意味論)・英語教育 | ||
研究テーマ |
以下のように長期的及び短期的目標を定め、英語と日本語に関する研究を進めていく。 長期研究 テーマ:動詞の語彙概念構造に関する日英比較研究 英語と日本語の動詞の語彙概念構造を分析するとともに、統語/認知構造との関係を考察する。そして、それらの研究がどのような形で英語教育において活用できるかを考える。 短期研究 テーマ:使役交替 英語および日本語の使役交替を行う動詞をカテゴリー別に分け、それらの語彙概念構造を詳しく分析する。また、各カテゴリーの使役交替が、反使役化、脱使役化、非対格性とどのように関わっているかを探求する。 |
学術論文
題名 | 単・共 | 発行・発表日 | 発行雑誌又は発行学会等の名称 | 備考 |
---|---|---|---|---|
The Negation of Metaphor | 単 | 1996年3月 | 『白馬夏期言語学会論文集第7号』 |
金星堂 |
Quantificational and Inherent Telicity of Locative Verbs (Revised version) | 単 | 1999年3月 | 『白馬夏期言語学会論文集第10号』 | 金星堂 |
Syntactic and Semantic Complexity of Lexical Compounds: An Analysis of Komu, Dasu, and Saru Compounds in Japanese | 単 | 2006年12月 | 米国ハワイ大学言語学博士論文 | |
Determinants of Telicity | 単 | 2007年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第32号』 | |
On Unaccusativity | 単 | 2008年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第34号』 | |
誤用分析データ構築の手順と問題点:話し言葉編 | 共 | 2008年3月 | 杉浦正利(代表)『自然言語処理技術を応用した英語学習者の誤用に関する包括的かつ体系的分析』平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(萌芽研究)研究成果報告書 | |
誤用分析データ構築の手順と問題点:書き言葉編 | 共 | 2008年3月 | 杉浦正利(代表)『自然言語処理技術を応用した英語学習者の誤用に関する包括的かつ体系的分析』平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(萌芽研究)研究成果報告書 | |
学習者コーパスにおける誤用分析記述の適切性 | 共 | 2008年3月 | 杉浦正利(代表)『自然言語処理技術を応用した英語学習者の誤用に関する包括的かつ体系的分析』平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(萌芽研究)研究成果報告書 | |
Split Ergativity in Pashto | 単 | 2008年8月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第35号』 | |
Syntactic Complexity of Komu-compounds in Japanese | 単 | 2009年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第36号』 | |
The Structure of the Ponapean Language | 単 | 2009年8月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第37号』 | |
Three Types of NP Modifications in Korean and Japanese | 単 | 2010年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第38号』 | |
Grammaticalization within Dasu-compounds in Japanese | 単 | 2011年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第40号』 | |
英語の二重目的語構文と与格構文に関する一考察 | 単 | 2011年8月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第41号』 | |
英語の与格交替をどう教えるか: 認知的アプローチの試み | 単 | 2012年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第42号』 | |
Grammaticalization within saru-compounds in Japanese | 単 | 2012年8月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第43号』 | |
Usage of Nouns and Noun Phrases | 単 | 2014年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第46号』 | |
英語における衰退動詞の使役交替 | 単 | 2015年2月 | 『名古屋外国語大学外国語学部紀要第48号』 | |
「英語衰退動詞の特異性:使役交替現象を踏まえて」 |
単 | 2017年9月 | 『日本英文学会第89回 Proceedings』 | 明文舎 |
学会発表等
題名 | 単・共 | 発行・発表日 | 発行学会等の名称 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Comparison between English Education in Japan and Other Countries | 単 | 1986年8月 | Workshop by British Council: Practical Approaches to English Teaching. British Council, ブリティッシュカウンシル主催、英語教育ワークショップ「英語教育における実践的方法」 | |
The Negation of Metaphor | 単 | 1995年8月 | 白馬夏期言語学会第27回 | |
Locative Verbs in English and Japanese | 単 | 1996年10月 | The Annual Meeting of Michigan Linguistic Society, ミシガン言語学会定期大会 | |
Quantificational and Inherent Telicity of Locative Verbs | 単 | 1996年8月 | 白馬夏期言語学会第30回 | |
Quantificational and Inherent Telicity of English Locative Verbs | 単 | 2000年3月 | Linguistics Society of Germany, ドイツ言語学会定期総会 | |
Give型構文とbuy型構文をどのように教えるか:英語教育における認知言語学的アプローチの試み | 単 | 2011年6月 | 大学英語教育学会第28回中部支部大会 | |
Applied English Grammar based on the Latest Linguistic Theories (最新言語理論に基づく応用英語文法研究会 研究報告) | 共 | 2011年8月 | 大学英語教育学会第50回大会記念国際大会 | |
英作文指導における可算名詞と不可算名詞 | 単 | 2013年6月 | 大学英語教育学会第29回中部支部大会 | |
「英語衰退動詞の特異性:使役交替現象を踏まえて」 | 単 | 2016年10月 | 日本英文学会第68回中部支部大会 | |
シンポジウム:理想的英語教員に求められる時制に関する知識(What Ideal Teachers of English Should Know about Tense Based on New Approaches)第2発表:語彙アスペクトと語彙概念構造の関係 | 共 | 2018年8月 | 大学英語教育学会第57回国際大会 |
大学教育の改善に関する活動
活動事項 | 年月 | 備考 |
---|---|---|
教務委員、FD委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、紀要編集委員、オープンキャンパス委員 | 2011年 | |
教務委員、FD委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、紀要編集委員、オープンキャンパス委員、中央図書館のあり方検討ワーキンググループメンバー | 2012年 | |
紀要編集委員、オープンキャンパス委員、中央図書館のあり方検討ワーキンググループメンバー | 2013年 | |
紀要編集委員、オープンキャンパス委員 | 2014年 | |
紀要編集委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、ワールドリベラルアーツセンター運営委員、名古屋外国語大学出版会運営委員、オープンキャンパス委員 | 2015年 | |
紀要編集委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、ワールドリベラルアーツセンター運営委員、名古屋外国語大学出版会運営委員、オープンキャンパス委員 | 2016年 | |
教務委員、FD委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、ワールドリベラルアーツセンター運営委員、名古屋外国語大学出版会運営委員、オープンキャンパス委員 | 2017年 | |
教務委員、FD委員、自己点検・評価委員会プロジェクトチーム会議委員、オープンキャンパス委員 | 2018年 | |
教務委員、FD委員、国際連携構想部会委員 | 2019年 | |
教務委員、FD委員、国際連携構想部会委員、名古屋キャンパス新設タスクフォース委員 | 2020年 | |
教務委員、FD委員、名古屋キャンパス新設タスクフォース委員 | 2021年 | |
教養教育推進センター(CLAD)運営委員、オープンキャンパス委員 | 2022年 | |
教養教育推進センター(CLAD)運営委員、オープンキャンパス委員 | 2022年 | |
教養教育推進センター(CLAD)運営委員、オープンキャンパス委員 | 2023年 | |
教養教育推進センター(CLAD)運営委員、オープンキャンパス委員 | 2024年 |
資格・免許
資格・免許の名称 | 取得年月 | 発行者・登録番号 | 備考 |
---|---|---|---|
中学校教諭一級普通免許(英語) | 1984年 | 愛知県教育委員会 | 昭和58中一級普468号 |
高等学校教諭二級普通免許(英語) | 1984年 | 愛知県教育委員会 | 昭和58高二級普492号 |
社会的活動等
活動事項 | 期間(年月) | 活動機関名 |
---|---|---|
小学校における英語指導支援 | 2010年6月~2010年9月 | 岐阜県安八町立名森小学校および安八町教育委員会 |
小学校、中学校、高等学校の英語教員のための「英語教員応援セミナー」講師 |
2019年8月 | 名古屋外国語大学英米語学科英語教育専攻 |
所属学会名称
所属学会名称 |
---|
日本言語学会、日本英文学会、大学英語教育学会、英語語法文法学会 |
期間(年月) | 事項 | 備考 |
---|---|---|
1984年~1987年 | 愛知県公立中学校常勤講師 | |
1987年~1989年 | 愛知県公立高等学校常勤講師 | |
1989年~1992年 | 愛知県公立高等学校教諭 | |
1999年~2004年 | ハワイ大学マノア校言語学科非常勤講師 (言語学入門/日本語) |
|
2004年~2011年 | 名古屋外国語大学非常勤講師 | |
2004年~2013年 | 椙山女学園大学非常勤講師 | |
2005年~2011年 | 中部大学非常勤講師 | |
2008年~2011年 | 中京大学非常勤講師 | |
2009年~2010年 | 名古屋学芸大学非常勤講師 | |
2011年~2021年 | 名古屋外国語大学外国語学部英語教育学科専任講師 | |
2014年〜現在 | 豊橋技術科学大学非常勤講師 | |
2018年〜2021年 | 名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科専任講師 | |
2021年〜2022年 | 愛知大学短期大学部非常勤講師 | |
2021年〜現在 | 名古屋外国語大学外国語学部英米語学科准教授 | |
2021年~現在 | 名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科准教授 |
主な担当科目名 対象学部・学科
担当科目名 | 対象学部・学科 |
---|---|
(1期)英語教育ゼミナールB1,、英語教育ゼミナールB3、Intensive Reading3、英文法、英語学研究1、英語の歴史 | 外国語学部 英米語学科 英語教育専攻 |
(2期)英語教育ゼミナールB2,、英語教育ゼミナールB4、Intensive Reading4、英文法、英語学研究2 | 外国語学部 英米語学科 英語教育専攻 |
(2期)英語学研究II(Morphology and Syntax) | 大学院 国際コミュニケーション研究科 |
授業の改善と工夫
改善と工夫内容 |
---|
英米語学科英語教育専攻にて「英語教育ゼミナールB1〜B4」を担当。「英語教師に求められる文法力」をテーマに、久野暲・高見健一の『謎解きの英文法』シリーズの10冊の本を用いて、英文法に関する現象を深く考察することを目的としたゼミを開講している。また、英文法に関する研究テーマを学生にそれぞれ選ばせ、各学期の終わりには研究発表をさせている。 |
英語教育専攻では、コンテントベース学習により英語の4技能である「聴く・話す・読む・書く」という能力を効果的に高める授業を行なっている。その中の「Intensive Reading3&4」の授業では、文章全体の構成、語彙に関する指導を徹底し、学生がより優れた読解力を身につけられるように指導を行っている。特に語彙に関する指導では、Vocabulary Bookletという教材を学生自身に作成させ、毎週小テストを行なって語彙力を鍛えている。 |