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川原 功司Kawahara Koji


川原 功司

教員の教育・研究活動報告

役職/職名 教授 所属 外国語学部 英米語学科
ふりがな かわはら こうじ 生年  
学歴 ワシントン大学言語学科留学(文部省短期留学推進制度)終了(2001年)
大阪大学文学部英米文学英語学専修 修了(2002年)
大阪大学大学院文学研究科文化表現論英語学専修 博士前期課程修了(2004年)
連合王国ヨーク大学言語学科 博士課程修了(2010年)
学位 PhD in Linguistics [University of York] (2010年)
研究分野 統辞論,意味論,語用論
研究テーマ 究極的な目標は,人間言語に固有の回帰的統語演算能力の仕組みと,それがどうやって概念・意図システムと関わりを持つのかを比較生物学的な視点から解明すること。個別的には,原型レキシコン仮説に基づく統辞構造や意味の分析,およびその語用論上の役割。

主な研究業績

著書

題名 単・共 発行日 発行所名 備考
英語の諸相 -音声・歴史・現状-(英語コアカリキュラム対応) 2019年4月 名古屋外国語大学出版会
言語の構造 人間の言葉と動物のコトバ 2020年2月 名古屋外国語大学出版会
形態論と語形成(英文法大事典シリーズ第10巻)(翻訳) 2021年7月 開拓社
英文法の教え方
― 英語教育と理論言語学の橋渡し ―
2023年3月 開拓社
小学生から知っておきたい英語の?ハテナ 2024年3月 Jリサーチ出版

学術論文

題名 単・共 発行・発表日 発行雑誌又は発行学会等の名称 備考
Remarks on Argument Realization and Optionality in Syntax 2015年3月 言葉のしんそう(深層・真相),英宝社,275-284.
Non-neutrality and Setting of Standards in Degree of Change and Motion Events 2017年 Linguistica Brunensia 65, 103-117.
Absolute Implications in Children's Understanding of Gradable Expressions 2017年 Language Acquisition at the Interfaces, Cambridge Scholars Publishing, 67-82.
Gradable Ideophones, Scales, and Maximality in Grammar 2019年 BLS 44, Berkeley Linguistic Society, 115-130
Subjective Ideophones and Their Core Meanings 2020年 Japanese/Korean Linguistics 26
Turn-taking in Children with Autism Spectrum Disorder 2020年 Japanese/Korean Linguistics 26
対話行為を表す機能語の獲得 : 自動的な処理と意識的な処理を統合したモデルの構築 2020年 信学技報 119(394), 93-98
Syntax of Japanese Predicative Ideophones 2020年 Japanese/Korean Linguistics 27
統辞論からみた意味順 2021年 明日の授業に活かす「意味順」英語指導, 39-62.
5文型からみた意味順 2021年 明日の授業に活かす「意味順」英語指導, 63-85.
指さしと相互行為(書評) 2021年 英文学研究第98巻,190-194頁
The Semantics of Iconic Gestures in Ideophones 2022年 Japanese/Korean Linguistics 29, 209-223.
Introducing Iconicity: The Semantics of Ideophones and the Quotative Particle 2022年 Chicago Linguistic Society 56, 219-232.
主観情報入力型BERTによる発話の意味理解:自己注意の連鎖に注目した内部表現の分析 2024年 認知科学31巻, 205-224.

学会発表等

題名 単・共 発行・発表日 発行学会等の名称 備考
Manner and Path in the Motion Events of Altaic 2015年6月 Workshop on Altaic Formal Linguistics 11, University of York
Absolute Implications in Children's Understanding of Gradable Expressions 2015年9月 Generative Approaches to Language Acquisition 12, Université de Nantes
Non-neutrality and Setting of Standards in Degree of Change 2016年9月 The 9th conference on Syntax, Phonology and Language Analysis, Masaryk Universtiy
Backchannel Interjections in Human Language and Their Acquisition 2017年9月 Protolang 5, Universitat de Barcelona
Gradable Ideophones, Scales and Maximality in Grammar 2018年2月 Berkeley Linguistic Society 44, University of California Berkeley
形容詞における文法的統合性と比較基準の内在化 2018年5月 日本英文学会第90回大会,東京女子大学 招聘発表
Subjective Ideophones and Their Core Meanings 2018年11月 The 26th Japanese/Korean Linguistics, University of California, Los Angels
Turn-taking in Children with Autism Spectrum Disorder: Discussion from Ne and Backchannel Interjections 2018年11月 The 26th Japanese/Korean Linguistics, University of California, Los Angels
音声的強調があるイデオフォンにおける副次的な意味について 2019年7月 第44回関西言語学会(ワークショップ),関西大学
軽動詞構文とイデオフォンの統辞構造分析 2019年7月 第44回関西言語学会,関西大学 招聘発表
A Syntax of Japanese Predicative Ideophones 2019年10月 Japanese/Korean Linguistics 27
Introducing Iconicity: The Semantics of Ideophones and the Quotative Particle 2020年4月 Chicago Linguistic Society 56, University of Chicago
The Evolution of Language and Lexicon: A Comparative Perspective 2020年5月 ELSJ 13th International Spring Forum, Kansai University 招聘発表
Forming the Mimetic Predicate 2021年1月 Workshop on Mimetics IV: Parameters and Mimetics 招聘発表
教育文法と記述文法の緊張関係の緩和に向けて−「意味順」を活用した句構造・設置詞の分析− 2021年8月 The JACET 60th Commemorative International Convention
Subjective BERT: self-attention による「おいしいね」「おいしそうだよ」 の意味理解 2021年9月 日本認知科学会第38回大会
The Semantics of Iconic Gesture in Ideophones 2021年10月 Japanese/Korean Linguistics 29, Nagoya University
対話行為における分業 2021年10月 日本英文学会中部支部
第73回大会,愛知大学
招聘発表
シンポジウム「言語の意味研究の現在」 2022年6月 関西言語学会,オンライン 司会兼オーガナイザー
自閉スペクトラム症における言語の周縁事項:間投詞とジェスチャーを中心に 2022年8月 自閉スペクトラム症(ASD)における言語と共感,東北大学 招聘発表
日本の学校英文法と欧米の文法書の温度差-『意味順』からみた再分析 2023年3月 東アジア英語教育研究会,西南学院大学 招聘発表
The Sentence Final Particle Ne Does Not Add Information But Contributes to Commitment: Discussion from Autism Spectrum Disorder 2023年4月 Chicago Linguistic Society 59, University of Chicago
Merging the Margin: The Syntax of Non-labelling Items 2023年5月 Theoretical East Asian Linguistics 13, National Taiwan Normal University
派生形容詞の尺度について 2023年10月 日本英文学会中部支部第75回大会 シンポジウム「様態と結果の相補性をめぐって」の司会兼オーガナイザー.招聘発表.
The singular/plural contrast in Japanese: Nominal mapping in classifier languages 2024年11月 Japanese/Korean Linguistics 31, Monash University

主な教育上の業績

大学教育の改善に関する活動

活動事項 年月 備考
教務委員 2013年4月〜
国際交流委員 2024年4月〜
教職課程委員 2016年4月〜
FD委員 2013年4月〜
ワールドリベラルアーツセンター運営委員 2015年4月〜
オープンキャンパス委員 2014年4月〜
英語(言語学)研究コースのコーディネイター 2014年4月〜
3年生,4年生用英語精読のコーディネイター 2013年4月~

主な職務上の業績

資格・免許

資格・免許の名称 取得年月 発行者・登録番号 備考
高等学校教諭第一種免許状(英語) 2002年3月 大阪府教育委員会
中学校教諭第一種免許状(英語) 2002年3月 大阪府教育委員会
高等学校教諭専修免許状(英語) 2004年9月 大阪府教育委員会
中学校教諭専修免許状(英語) 2004年9月 大阪府教育委員会

所属学会

所属学会名称

所属学会名称
日本英語学会,日本英文学会,日本言語学会,関西言語学会,大学英語教育学会,アメリカ言語学会 (Linguistic Society America),イギリス言語学会 (Linguistics Association of Great Britain)

所属学会役員歴等

所属学会及び役員名 期間(年月) 備考
日本英語学会 広報委員 2013年4月~2017年3月
日本英文学会 英文学研究編集委員 2017年4月〜2020年3月
関西言語学会 大会委員 2021年6月〜現在
日本英語学会 English Linguistics編集委員 2021年7月〜現在

主な職歴

期間(年月) 事項 備考
2010年4月1日〜2013年3月31日 藤女子大学 人間生活学部 専任講師
2010年9月1日〜2013年3月31日 北海道大学 メディアコミュニケーション研究院 非常勤講師
2011年4月1日〜2012年3月31日 北星学園大学 文学部英文学科 非常勤講師
2020年4月1日〜現在 南山大学 人文学部 非常勤講師
2021年4月1日〜2022年3月31日 愛知県立大学 外国語学部 非常勤講師

受賞学術賞

受賞事項 年月 備考
大学英語教育学会 (JACET) 褒賞(最優秀賞) 2024年8月

科学研究費等外部資金採択実績

名称 題名 機関名(採択時) 年度 備考
科学研究費補助金若手研究 (B) スケールに基づく移動動詞のアスペクトと言語類型論的一般化に関する研究 名古屋外国語大学 2014年〜2017年 研究代表者
科学研究費補助金若手研究 イデオフォンにおける段階性と文法的統合性に関する研究 名古屋外国語大学 2018年〜2023年 研究代表者
科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型) 共創言語進化における間投詞の意味・機能・構造に関する研究 名古屋外国語大学 2018年〜2020年 研究代表者
科学研究費補助金研究成果公開促進費(学術図書) 言語の構造 人間の言葉と動物のコトバ 名古屋外国語大学 2019年度 研究代表者
科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型) 共創言語進化におけるイデオフォンの階層性と意図共有に関する研究 名古屋外国語大学 2020年〜2022年 研究代表者
科学研究費補助金基盤研究(B) 感情の文法に関する学際的研究:言語学,神経科学,教育学,知能情報学の観点から 名古屋外国語大学 2024年〜2027年 研究代表者
生理学研究所共同利用研究 喚情的言語における脳内メカニズムの解明 名古屋外国語大学 2024年度 研究代表者

主な担当科目と授業の改善と工夫

主な担当科目名 対象学部・学科

担当科目名 対象学部・学科
英語の諸相 1, 2 英米語学科
言語の構造 英米語学科
英語コミュニケーションゼミナールB-1, 2, 3, 4 英米語学科英語コミュニケーション専攻
英語学研究IV, V 国際コミュニケーション研究科

授業の改善と工夫

改善と工夫内容
卒業論文におけるチュートリアルの採用:チュートリアルとは,主にカレッジ制の大学で採用されている個人指導のことである.卒業論文執筆者に対し,1期には参考文献のまとめ,批評・批判を書いたエッセーを持参させ,2週間に1回程度議論の場を設けている.2期にはオリジナルの意見をまとめたエッセーを持参させ,それについて議論する機会を増やし,洗練された論文の完成を目指す.