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沼野 充義Mitsuyoshi Numano


沼野 充義

教員の教育・研究活動報告

役職/職名 教授/教授 所属 世界教養学部 世界教養学科
ふりがな ぬまの みつよし 生年 1954年
学歴 1977年 東京大学教養学部教養学科卒業
1979年 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了
1981-85年 ハーバード大学大学院 Graduate School of Arts and Sciencesにフルブライト給費留学生として留学
1985年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学
学位 教養学士(1977年、東京大学教養学部)
文学修士(1979年、東京大学大学院人文社会系研究科)
MA (1984年、Graduate School of Arts and Sciences, Harvard University)
研究分野 ロシア東欧文学、近現代日本文学、比較文学・世界文学論、翻訳論
研究テーマ 作家研究――チェーホフ、ナボコフ、スタニスワフ・レム
テーマ研究――亡命文学、ユートピア文学
理論的研究――文学批評への世界文学論的アプローチ

主な研究業績

著書

題名 単・共 発行日 発行所名 備考
屋根の上のバイリンガル 1988年4月 筑摩書房
永遠の一駅手前 現代ロシア文学案内 1989年6月 作品社
夢に見られて ロシア・ポーランドの幻想文学 1990年8月 作品社
NHK 気軽に学ぶロシア語 1993年3月 日本放送出版協会
スラヴの真空 東欧・ロシアの20世紀末を遊覧する 1993年10月 自由国民社
モスクワ―ペテルブルグ縦横記 1995年3月 岩波書店
Новая японская проза. Он/ Она. В 2-х томах. (Григорий Чхартишвилиと共編著) 2001年3月 Издательство "Иностранка" (Москва)
W文学の世紀へ 境界を越える日本語文学 2001年12月 五柳書院
徹夜の塊 亡命文学論 2002年2月 作品社
岩波講座 文学 第3巻 物語から小説へ 2002年10月 岩波書店
徹夜の塊 ユートピア文学論 2003年2月 作品社
岩波講座 文学 第8巻 超越性の文学(共編著) 2003年8月 岩波書店
岩波講座 文学 別巻 文学理論(共編著) 2004年5月 岩波書店
200X年 文学の旅(柴田元幸と共著) 2005年8月 作品社
世界の食文化19 ロシア(沼野恭子と共著) 2006年3月 農文協
Revising Nabokov Revising:Proceedings of the International Nabokov Conference in Kyoto (co-edited with Tadashi Wakashima) 2011年 The Nabokov Society of Japan
Русская литература как социальный институт (Proceedings of the Conference at the University of Tokyo,共編著) 2011年3月 東京大学大学院人文社会系研究科スラヴ語スラヴ文学研究室)
世界は文学でできている―対話で学ぶ<世界文学>連続講義(編著) 2012年1月 光文社
100分 de 名著 チェーホフ かもめ 2012年9月 NHK出版
世界文学から/ 世界文学へ――文芸時評の塊 1993-2011 2012年10月 作品社
Approaches to World Literature (Joachim Kuepper, ed.) 2013年 Akademie Verlag, Berlin "Shifting Borders in Contemporary Japanese Literature: Toward a Third Vision" (pp. 147-166)を執筆
やっぱり世界は文学でできている―対話で学ぶ<世界文学>連続講義2(編著) 2013年11月 光文社
それでも世界は文学でできている―対話で学ぶ<世界文学>連続講義3(編著) 2015年3月 光文社
チェーホフ 七分の絶望と三分の希望 2016年1月 講談社
8歳から80歳までの世界文学入門―対話で学ぶ<世界文学>連続講義4(編著) 2016年8月 光文社
100分 de 名著 スタニスワフ・レム ソラリス 2017年12月 NHK出版
文芸翻訳入門(藤井光編) 2017年3月 フィルムアート社 「んぜ古典新訳は次々に生まれるのか?」を執筆
つまり、読書は冒険だ。―対話で学ぶ<世界文学>連続講義5(編著) 2017年3月 光文社
World Literature and Japanese Literature in the Era of Globalization: In Search of a New Canon (編著) 2018年3月 Department of Contemporary Literary Studies, University of Tokyo
Dialogue between Georgia and Japan: Exploring the History and Future of Scientific Cultural Exchange (Nana Gelashviliと共編著) 2018年3月 東京大学大学院人文社会系研究科現代文芸論研究室 2017年7月トビリシ国立大学で共催した国際学会の論集
高校生と考える希望のための教科書 桐光学園大学訪問授業(坂本龍一、谷川俊太郎他と共著) 2018年4月 左右社 「ポスト・トゥルースの時代」を執筆
ヨーロッパ文学の読み方―近代篇(野崎歓と共編著) 2019年3月 放送大学教育振興会
ロシア文化事典(望月哲男・池田嘉郎と共同編集代表) 2019年10月 丸善出版 事典全体の編集および10項目執筆
徹夜の塊3 世界文学論 2020年4月 作品社
徹夜の塊1 亡命文学論 増補新版 2022年4月 作品社
徹夜の塊2 ユートピア文学論 増補新版 2022年6月 作品社
徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術 2024年3月 講談社 松浦寿輝・田中純と共著。

主な教育上の業績

作成した教科書

教科書名(対象講義名) 単・共 年月 備考
ヨーロッパ文学の読み方――近代篇(ヨーロッパ文学の読み方――近代篇) 2019年3月

主な職務上の業績

社会的活動等

活動事項 期間(年月) 活動機関名
毎日新聞 書評委員 1995年~現在 毎日新聞社
セゾン文化財団 評議員 1999年~現在 公益財団法人 セゾン文化財団
新潮新人賞選考委員 2002年9月~2004年9月 新潮社
文芸時評 寄稿 2004年~2015年(毎月Ⅰ回) 新聞三社連合(中日新聞・東京新聞・西日本新聞・北海道新聞)
読売文学賞選考委員 2006年2月~現在 読売新聞社
野間文芸翻訳賞 選考委員 2006年~2007年 講談社
現代日本文学の翻訳普及事業(JLPP) 作品選定委員・企画委員・翻訳コンクール審査委員等 2007年~2020年 文化庁
企画委員 2007年4月~2020年3月 一般財団法人東京大学出版会
坪内逍遥大賞選考委員 2007年9月~2013年10月 早稲田大学
サントリー学芸賞選考委員 2010年~現在 公益財団法人サントリー文化財団
芸術選奨選考委員 文学部門(文部科学大臣賞・文部科学大臣新人賞) 2010年3月~2020年(断続的8回) 文化庁
国際交流基金賞第1次選考委員 2012年4月~2020年 国際交流基金
一ツ橋文芸教育振興会評議員、理事 2015年~現在 公益財団法人一ツ橋文芸教育振興会、2019年より理事
親鸞賞選考委員 2016年10月~2020年 一般財団法人本願寺文化興隆財団
毎日出版文化賞選考委員 2016年11月~現在 毎日新聞社

所属学会

所属学会名称

所属学会名称
日本ロシア文学会
ロシア・東欧学会
日本スラヴ学研究会
表象文化論学会
日本ナボコフ協会

所属学会役員歴等

所属学会及び役員名 期間(年月) 備考
日本ナボコフ協会 運営委員  1999年5月~現在
日本ロシア文学会 会長 2009年10月~2013年10月
日本ロシア・東欧研究連絡協議会(JCREES) 代表幹事 2014年2月~2017年2月
日本学術会議 連携会員 2014年10月~現在
日本スラヴ学研究会 会長 2015年6月~2019年6月
日本文藝家協会 協会編纂物委員 2010年~ 日本文藝家協会編『文藝年鑑』『文学』編集委員
日本ペンクラブ 国際委員会委員長 2015年6月~2019年6月
日本ロシア文学会 ロシア文学会大賞選考委員長 2015年10月~2017年10月
表象文化論学会 学会賞選考委員 2016年~2017年
日本ペンクラブ 理事 2017年6月~2021年, 2023年~ 2019年6月より常任理事
日本ペンクラブ 副会長 2021年~2023年

主な職歴

期間(年月) 事項 備考
1985年8月~1994年3月 東京大学教養学部専任講師、1989年1月より助教授
1994年4月~2020年3月 東京大学文学部・人文社会系研究科准教授、2004年4月より教授
2020年6月 東京大学名誉教授

受賞学術賞

受賞事項 年月 備考
第6回木村彰一賞(シンボルスカ詩集『終わりと始まり』の翻訳およびロシア・ポーランド文学研究の分野での著作活動に対して) 1997年12月
ポーランド文化功労章(ポーランド文化大臣より) 2001年10月
第24回サントリー学芸賞(文学・芸術部門、著書『徹夜の塊 亡命文学論』に対して) 2002年11月
第55回読売文学賞(評論・伝記部門、著書『徹夜の塊 ユートピア文学論』に対して) 2004年2月
Nagroda im. Benedykta Polaka (ベネディクト・ポラク賞)(日本におけるポーランド文学普及の顕著な業績に対して、ベネディクト・ポラク賞評議会、ウェンチッツァ、ポーランド) 2018年6月