教員の教育・研究活動報告
役職/職名 | 教授 | 所属 | 世界教養学部 世界教養学科 |
---|---|---|---|
ふりがな | やぎくみこ | 生年 | 1958年 |
学歴 | 1991年9月 - 1993年5月ハーバード大学, 文理大学院, 宗教学 修了(博士論文提出資格取得) 1993年6月東京大学大学院, 人文科学研究科, 宗教学宗教史学専攻 博士課程中退 1990年3月東京大学大学院, 人文科学研究科, 宗教学宗教史学専攻 修士課程修了 |
||
学位 | Ph.D.(Religious Studies)(2001, Harvard University, Graduate School of Arts and Sciences) M.A. (Religious Studies)(1993, Harvard University, Graduate School of Arts and Sciences) 文学修士(宗教学宗教史学)(1990年, 東京大学) |
||
研究分野 | 宗教学 | ||
研究テーマ | アラブ世界を中心とする近代以降のイスラム |
著書
題名 | 単・共 | 発行日 | 発行所名 | 備考 |
---|---|---|---|---|
『イスラーム文化事典』 | 共 | 2023年1月 | 丸善出版 | 編集委員長として編集を統括、および「歴史と概観」、「食の規範」、「ラマダーン月の実践(エジプト)」、「テレビ説教師」、「ナギーブ・マフフーズ」を執筆 |
『現代社会を宗教文化で読み解く:比較と歴史からの接近』 | 共 | 2022年3月 | ミネルヴァ書房 | |
『地球の音楽』 | 共 | 2022年3月 | 東京外国語大学出版会 | |
『中東・イスラーム世界の30の扉』 | 共 | 2021年6月 | ミネルヴァ書房 | |
『世界の食文化百科事典』 | 共 | 2021年1月 | 丸善出版 | 「イスラーム」の項目を担当 |
『神の嘉する結婚:イスラムの規範と現代社会』 | 単 | 2020年7月 | 東京外国語大学出版会 | |
『日本と世界の宗教文化』 | 共 | 2019年3月 | 集広舎 | |
Islamic Studies and the Study of Sufism in Academia: Rethinking Methodologies | 共 | 2019年3月 | Kenan Rifai Center for Sufi Studies, Kyoto University | |
『世俗化後のグローバル宗教事情・世界編Ⅰ』 | 共 | 2018年11月 | 岩波書店 | |
『世界を食べよう』 | 共 | 2015年10月 | 東京外国語大学出版会 | |
『慈悲深き神の食卓―イスラムを「食」から見る』 | 単 | 2015年6月 | 東京外国語大学出版会 | |
『世界の宗教「超」入門』 | 共 | 2013年9月 | 東洋経済新報社 | |
『大学のアラビア語:詳解文法』 | 共 | 2013年4月 | 東京外国語大学出版会 | |
『世界宗教百科事典』 | 共 | 2012年12月 | 丸善出版 | イスラームに関する項目の編集、および「イスラームの歴史展開」を執筆 |
『グローバル化とイスラム―エジプトの「俗人」説教師たち』 | 単 | 2011年9月 | 世界思想社 | |
『宗教学事典』 | 共 | 2010年10月 | 丸善 | 「布施・喜捨・寄進」および「自殺・治氏・殉教」を執筆 |
『ジェンダーで学ぶ宗教学』 | 共 | 2007年10月 | 世界思想社 | |
『人間改造論』 | 共 | 2007年9月 | 新曜社 | |
『アラブ・イスラム世界における他者像の変遷』 | 単 | 2007年3月 | 現代図書 | |
『マフフーズ・文学・イスラム―エジプト知性の閃き』 | 単 | 2006年9月 | 第三書館 | |
『人種主義の実態と差別撤廃に向けた取組み』 | 共 | 2002年7月 | 現代人文社 | |
『地球村の行方―グローバリゼーションから人間的発展への道』 | 共 | 1999年5月 | 新評論 |
学術論文
題名 | 単・共 | 発行・発表日 | 発行雑誌又は発行学会等の名称 | 備考 |
---|---|---|---|---|
「アラブ世界における「市民国家」論のなかのイスラムー「マダニーヤ」の意味を読み解く 」 | 単 | 2023年7月 | 『東京外国語大学論集 』第106巻 | |
「イスラムの礼拝の呼びかけ、コミュニティを創り出す声」 | 単 | 2023年2月 | 『総合文化研究』vol.26 | |
「Family and Islam in the Modern State: A Case of Egypt」 | 単 | 2022年5月 | NIHU Area Studies Project for the Modern Middle East SIAS Working Paper Series 38 | |
「エジプトの公教育におけるイスラム―「世俗的」国家のなかの国教」 | 単 | 2022年2月 | 『東京外国語大学論集』第103巻 | |
「家族概念から見る近代国家のなかのイスラム―20世紀後半のエジプトを例に」 | 単 | 2019年12月 | 『東京外国語大学論集』第99巻 | |
「音楽の魅力あるいは誘惑―婚礼をめぐるアラブ・ムスリムの語りを中心に」 | 単 | 2017年2月 | 『総合文化研究』vol.21 | |
「アラブ・ムスリム社会 における結婚をめぐる語り」 |
単 | 2016年12月 | 『東京外国語大学論集』第93巻 | |
「イスラム法解釈における再文脈化と脱文脈化―グローバル化時代のイスラム法再普遍化の試み」 | 単 | 2015年4月 | 『東京外国語大学論集 』第89巻 | |
「イスラムにおける断食と共食―ラマダーン月の食行動が生み出すもの」 | 単 | 2014年3月 | 『東京外国語大学論集 』第87巻 | |
「イスラム的に消費するということ―ハラ―ル概念の変容とその意味」 | 単 | 2013年3月 | 『総合文化研究』vol.16 | |
「ファッション誌から見るイスラーム教徒の女性たち」 | 単 | 2012年2月 | 『宗教と現代がわかる本』 | |
「生活者のイスラムーエジプトの例を中心に」 | 単 | 2011年3月 | 『現代宗教』 | |
「多様化するイスラムのかたち―『俗人化』のもたらす可能性」 | 単 | 2010年3月 | 『総合文化研究』vol.13 | |
「イスラムの『俗人』スター説教師」 | 単 | 2009年1月 | 『東京外国語大学論集 』第77巻 | |
「教養科目としてイスラムをいかに教えるか 」 | 単 | 2008年7月 | 『東京外国語大学論集 』第76巻 | |
「脱地域化するムスリム・アイデンティティ-イギリス『移民』ムスリムの例から」 | 単 | 2008年3月 | 『総合文化研究』vol.11 | |
「アラブ・ムスリムの他者についての言説に現れるイスラム 」 | 単 | 2006年8月 | 『日本中東学会年報』 22(1) | |
「人口生殖と神の意志」 | 単 | 2006年5月 | 『脳死・臓器移植に関する比較宗教学的研究(平成14~17年科学研究費補助金基盤(B)(1) 研究成果報告書』 | |
「『われわれ』の価値としてのイスラム」 | 単 | 2005年3月 | 『総合文化研究』vol.8 | |
「『アメリカ』と闘う聖者のイスラム」 | 単 | 2004年9月 | 『宗教研究』 78(341) | |
「二つの生に挟まれた死―イスラム教徒の死生観」 | 単 | 2004年4月 | 『現代宗教』 | |
「二人のアラブ人作家に描く『アメリカ』」 | 単 | 2004年3月 | 『総合文化研究』vol.7 | |
‘Women’s Position in Contemporary Muslim Society’ | 単 | 2003年4月 | Women and Religion | |
「イスラム世界の見た9月11日—エジプトの例を中心に --」 | 単 | 2003年3月 | 『9.11テロと大学』 | |
カイロっ子に託された夢—下町の民衆を信じたある作家の試み | 単 | 2002年4月 | 『総合文化研究』vol.5 | |
Naguib Mahfouz's 'Socialistic Sufism': An Intellectual Odyssey from the Wafd to Islamic Mysticism | 単 | 2001年10月 | Ph.D thesis submitted to Harvard University | |
「エジプトの宗教的マイノリティーとしてのキリスト教徒 -- 中東の宗教的多様性の投ずる問題の一例として -- 」 | 単 | 1999年4月 | 『Quadrante : クヴァドランテ : 四分儀』 | |
「小説『わが町内の子供達』をめぐる論争が示すもの : エジプトのウラマー,キシュク師による作品批判」 | 単 | 1995年11月 | 『東京外国語大学論集 』第51巻 | |
「近代ムスリム知識人のスーフィズム志向についての一試論 : エジプトの例を中心にして」 | 単 | 1995年3月 | 『東京大学宗教学年報』 12 | |
「ナショナル・アイデンティティと「女性」--ナギーブ・マフフーズの作品の女性登場人物を通して」 | 単 | 1994年9月 | 『宗教研究』68 (2), | |
「ナギーブ・マフフーズの「歴史的作品」についての一考察 : 領土的ナショナリズムの文学的発露として 」 | 単 | 1994年 | 『オリエント』 37(2) | |
「エジプト社会の近代化とアイデンティティーの模索 : ナギーブ・マフフーズの場合」 | 単 | 1991年 | 『日本中東学会年報』 6 (0) | |
「ナギーブ・マフフーズの「社会主義的スーフィズム」 : 近代化とイスラーム」 | 単 | 1991年 | 『東京大学宗教学年報』 8 |
社会的活動等
活動事項 | 期間(年月) | 活動機関名 |
---|---|---|
日本学術会議連携会員(第25~26期) | 2020年10月 ~2026年9月 | 日本学術会議 |
国際宗教研究所理事 | 2022年4月 ~ 2026年3月 | 国際宗教研究所 |
宗教文化教育推進センター運営委員 | 2014年4月~ | 宗教文化教育推進センター |
「日本社会におけるイスラムの実像」事業 アドバイザリーボード | 2022年5月~ | 笹川平和財団 |
科学研究費専門委員 | 2021年11月~2022年10月 | 日本学術振興会 |
日本学術振興会・特別研究員等審査会専門委員 | 2019年7月~2020年9月 | 日本学術振興会 |
日本学術会議連携委員(第23~24期) | 2014年10月 ~2020年9月 | 日本学術会議 |
大学設置・学校法人審議会大学設置分科会文学専門委員会委員 | 2015年11月~2018年10月 | 文部科学省 |
科学研究費専門委員 | 2012年4月~2014年3月 | 日本学術振興会 |
所属学会名称
所属学会名称 |
---|
日本宗教学会 |
「宗教と社会」学会 |
日本中東学会 |
イスラム協会 |
所属学会役員歴等
所属学会及び役員名 | 期間(年月) | 備考 |
---|---|---|
日本宗教学会 常務理事 | 2016年9月~ | |
日本宗教学会 理事 | 2007年9月~ | |
日本宗教学会 評議員 | 2004年9月~ | |
「宗教と社会」学会 常任委員 | 1999年6月~2001年6月 | |
イスラム協会 | 1995年9月~ |
期間(年月) | 事項 | 備考 |
---|---|---|
2024年4月~ | 名古屋外国語大学世界教養学部教授 | |
2009年4月~2024年3月 | 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授 | 改組による変更 |
2004年4月~2009年3月 | 東京外国語大学外国語学部総合文化講座教授 | |
1996年4月~2004年3月 | 東京外国語大学外国語学部総合文化講座助教授 | |
1993年6月~1996年3月 | 東京外国語大学外国語学部アラビア語学科助手 | |
1985年10月~1988年3月 | サウジアラビア大使館領事部 |
受賞事項 | 年月 | 備考 |
---|---|---|
辻静雄食文化賞 | 2015年7月 |
名称 | 題名 | 機関名(採択時) | 年度 | 備考 |
---|---|---|---|---|
科学研究費補助金 基盤研究(C) | イスラムと世俗主義に関する再検討:「アラブの春」後の「市民国家」論を手掛かりに | 名古屋外国語大学 | 2024年度 - 2028年度 | |
科学研究費補助金 基盤研究(C) | 家族概念から見る近代国家におけるイスラム性と世俗性:20世紀のエジプトを中心に | 東京外国語大学 | 2020年度 - 2023年度 | |
科学研究費補助金 基盤研究(C) | グローバル化時代のイスラム言説生成過程に関する研究:ファトゥアーを中心に | 東京外国語大学 | 2016年度 - 2019年度 | |
科学研究費補助金 基盤研究(C) | グローバル化時代の消費行動から見る「イスラム性」構築過程についての動態的研究 | 東京外国語大学 | 2012年度 - 2015年度 | |
科学研究費補助金 基盤研究(C) | イスラムのグローバル化による「イスラム共同体」の構造的変化についての研究 | 東京外国語大学 | 2008年度 - 2011年度 | |
科学研究費補助金 基盤研究(C) | 二十世紀後半のアラブ世界におけるイスラム教徒の「他者/自己」像の形成とその変容 | 東京外国語大学 | 2004年度 - 2007年度 | |
科学研究費補助金 研究成果公開促進費・学術図書 | 『アラブ・イスラム世界の他者像の変遷』 | 東京外国語大学 | 2007年度 |