第4節 大学院における施設・設備及び情報インフラ
本大学院には、大学院生専用の演習室、研究室がある。そのほか、図書館内の研究個室、教材作成スタジオなど教員が主に使用する施設も大学院生に開放している。また、本大学院のような人文・社会系の大学院では、研究するための質・量ともに適切な図書、学術雑誌が不可欠であるが、平成14年度に新設された本学図書館にそれまで設置していた大学院図書室所蔵の書架を移し、更に充実を図っている。
本大学院専用(一部教員との共用を含む)施設は、次のとおりである。
1. 演習室
大学院専用の演習室は3室ある。平成15年度1期の大学院講義は週37コマ開講なので、1室あたり、13コマの使用ということになるが、曜日・講時の関係で重なる場合は、学部生との共用の講義室・演習室を使用し、また、少人数の場合は、教員研究室で講義を行っている。
2. 大学院生研究室
本大学院では、大学院生専用の研究室(361.62u)があり、個々の学生用にブースを用意しているほか、ロッカーや共用の休憩室、ミーティング用の机等を配置している。
3. 教材作成用スタジオ
教材作成スタジオは、主に教員が使用するが、本大学院には、英語教育、日本語教育等の言語教育のコースがあり、これらのコースを専攻する大学院生が、教材作成のために利用している。
4. 図書館内の研究個室
本学図書館には、研究個室があり、主に教員が使用するが、大学院生も使用できるようになっている。
これら大学院専用の演習室、研究室は、学部生が使用する講義室とは少し離れた所に設置されており、原則的に学部生は出入りが禁止されているため、静かな環境で授業を受け、また研究を行うことが出来る。ただ、大学院研究室は、収容定員55名を想定して設置した室であるため、現在の70名を超える大学院生を収容するには、少し手狭になってきている。授業を行う講義室、演習室などは、学部と共用で済ませることが出来るが、研究室については、専用の部屋が必要であると思われる。現在は、学生数の増加に伴い、現研究室のブースを増やし対応しているが、増やした分だけ共有スペースが少なくなり、全体的に手狭になってきている。
また、今後は大学院においてもメディアを利用した授業や研究が推進されることが予測される。本大学院においても本年度から新しくインターネット言語教育コースがスタートし、そのための設備整備を図っている。
いずれにしても、大学院の施設は、次第に狭隘になってきたので、将来に備えて、学部の講義棟建設にあわせて拡充を図っていきたい。
大学院の施設・設備の維持管理は、すべて法人施設課で学部の施設・設備と合わせて一括維持管理している。
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