自己点検・評価

自己点検・評価インデックス>> 第8章第4節 (1)図書館システム

図書館及び図書等の資料、学術情報

第4節 学術情報基盤の整備

(1)図書館システム

 本学の図書館システムは、1998年に富士通ILIS/X-WRの導入により、選書、発注から受入、整理、貸出、返却の全業務を、図書、雑誌ともにシステム化している。その目録データは図書館内の利用者用検索端末(OPAC)へ直ちに反映されるだけでなく、インターネット上で外部からも検索できるようになっている。

 このシステムは、国立情報学研究所の学術情報システムと連携しているので、入力するデータの作成が容易であると同時に、全国の参加大学の所蔵を検索できるから、これを基に、国立情報学研究所の目録所在情報サービス(NACSIS-ILL)を通して、教員、院生から依頼される文献の取寄せが、極めて簡易、迅速に行うことができるようになっている。

 このような図書館間の相互協力サービスは、中央図書館においてもここ数年来急速に増加しており、他大学への文献複写依頼は年間600件を超えている。しかし、これに対する他大学からの複写受付は、その10%にも満たず、図書そのものの取寄せについても同様、いずれも著しい入超となっている。これは中央図書館の所蔵する資料が、外国語や芸術、栄養等の特定分野の学習を主な目的とするものであるために、他大学からの利用において一定の限界があるものと考えられる。