第2節 図書館資料
(2)資料の受入
2002年度中の図書受入数は9,395冊であったが、このうち3分の2以上が名古屋外国語大学の教育研究用を占める。受入総数に占める洋書の割合は30.7%であり、過去の2年度も同様の比率であるが、これは私立大学の全国平均25.1%と比較してやや高く、本学が外国語大学であることを示すものと考えられる。
資料の購入は、学科、教員個人及び図書館という部署単位で経理部から配賦される予算をもって行われる。学科図書費は専ら学科における研究教育の需要に充てられるものであり、教員図書費は個人研究費のうち図書雑誌等の購入に使用する分で、購入された資料は原則として各研究室に備付けられる。中央図書館は、これら学科や教員による購入分も含めて、資料の発注から受入、支出までの全般について図書予算の執行に携わっている。
図書館用の予算は、図書購入費と雑誌購入費に分けられるが、図書購入費の一部を毎年度学科単位に割当て、当該分野の学習に適切な図書を学科が推薦する学科推薦図書費という費目を設けることにより、学習用図書の充実を図っている。
視聴覚資料についても、図書館予算の一部をAVセンターに割当て、三大学の教育・研究の需要に応じて、必要なものを購入するという体制をとっている。なお、2002年度受入の2,031タイトルのうち1,818タイトルは、前述した名古屋学芸大学の創設に係る特別枠によるものであるため、経常的な増加は213タイトルであった。また、2001年度の増加196タイトルのうち39タイトルは名古屋学芸大学の設置用として受入れたものであり、また、137タイトルは新図書館への統合に伴う名古屋外国語大学及び愛知女子短期大学両図書館からの移管分であり、経常的受入は20タイトルであった。
|