第2節 「環境」と利用上の配慮
(2)施設・設備面における障害者への配慮
本学の立地は、元々丘陵地の斜面を利用したキャンパスである。そのため起伏が多く、建物内部にも多くの階段があり、特に下半身に障害のある学生には不便なキャンパスである。障害者の不便を取り除くため、K館、5号館、6号館及び中央図書館の入り口にそれぞれスロープを設けるとともに、K館、5号館、6号館、中央図書館及びコミュニケーションプラザには身障者用のトイレを設置している。また、これらの建物にあるエレベーターには車椅子用の操作ボタンを設置している。なお、校舎全体が2階で1つの廊下で繋がっているので、隣の校舎に移動する場合でも、一旦、地上に降りるということはしなくてもすむ。障害学生に対しては障害の内容・程度に応じて特殊な机、椅子を特注して利用させている。しかし、バリヤフリーの面ではまだ十分とはいえない。3号館、5号館、6号館、K館など比較的最近に建設した建物は、バリヤフリーを考慮してあるが、1号館、2号館、体育館など創立当初に建設された建物にはバリヤフリーが整備されていない。そのため、年次計画を立てて改修する計画である。
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