第1節 大学・学部等における施設・設備等
(4)国際経営学部の教育のための施設設備の適切性
国際経営学部の授業の中心は、1年次から4年次を通じて行なわれる基礎ゼミ、英書講読ゼミ、専門ゼミの授業であり、いずれも20名以下の少人数クラスで実施される。これらの授業は20〜30名収容の演習室で行なわれている。教員からは円形での授業やパソコン使用が出来ない等の不満もあるが、現在のところ数的には演習室は足りている。ただ、本年度から実施することになったPower
up Tutorial の授業のため3つの演習室を充てたので、窮屈にはなってきている。新設の現代国際学部の授業が来年度からスタートするが、現学部のゼミ科目はセミナープログラム科目として継承されるため、演習室の使用は益々高頻度となる。ゼミの内容もこれまでは違ったものとなるため、室内の設備についても個々の授業に即した機器が必要となる。今後計画的に更新していかなくてはならない。他方、講義科目に関しては、中・大教室での授業が中心であり、中には100名を超えるクラスサイズの授業も行なわれている。授業運営に関しては若干問題があるが、教室設備面に関しては適切に運営されている。ただ、これらの中・大教室のOA機器は設置後10年を経過しており、昨年度から順次計画的に機器の更新を行なっている。
新設の現代国際学部は、現学部以上に語学に重点をおいたカリキュラムとなっており、今後それらに対応する教室及び設備を整える必要があるが、外国語学部との共用を今以上に図る必要がある。
以上、教室や各種の設備は、ほぼ充足しているが、今後、学生数が増加したり、少人数教育を徹底したりするとたちまち教室は不足するので、3大学で教室を譲り合うとともにどうしても不足する部分について講義棟を建設する方向で検討を進めている。
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