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社会貢献

第2節 英語教員ワークショップの開催

 愛知、岐阜、三重、静岡4県下の高校英語教員の実践的な指導方法、指導能力の向上と英語能力のスキルアップを目標に、2001年度から行われている名古屋外国語大学英語教員ワークショップは、本年度で第3回目を迎えた。各年度はそれぞれのテーマに基づいて3日間にわたって実施され、講師は本学教員のほかに学外からのゲスト・スピーカーを加えることもある。ワークショップは、英語で行われ、参加者は積極的に英語を使って、模擬授業やディスッションを行う。

 参加者は、下表のように2001年度19名、2002年度29名、2003年度36名で、3日間の延べ人数もそれぞれ34名から、61名、84名と増加している。少数ではあるが大学、中学、小学校の教員も加わり、また、2003年度には、大学院生、ALT (Assistant Language Teacher)も参加した。3日間を通して参加した者には、修了証が授与される。

 毎年6月に、ワークショップの案内を、東海地区の全高校および地元の中学校(約450)に送付している。これまで継続して参加している教員も多く、こうした傾向が定着すれば、東海地区における教員研修の受け皿にもなり得るであろう。しかしながら、年に一度だけの研修では十分ではなく、将来的には夜間の大学院の設置を含め、継続的な研修の機会を提供する必要があると考えられる。
外国語大学にふさわしい研究成果の普及方法として、このワークショップに類する催しを公開講座等とともに今後推進して行くことが望まれる。

英語教員ワークショップ参加者内訳
年度 テーマ 参加者 延べ 大学 高校 中学 小学校 ALT 大学生・院生
2001 Integrating Language Skills 19 34 2 16 1      
2002 Changing Beliefs through
New Teaching Strategies
29 61 2 24 1 1   1
大学生
2003 Alternative Assessments for
Language Learning and Teaching
36 84 1 29 1 1 1 3
院生