目標:教育活動そのものを実践的な研究活動と位置付け教育活動の中で研究テーマを見つけて
理論的に解明する方向で研究活動の活性化を図る。
目標を達成するための措置
- 教育活動に密着した基礎的な研究の進展を図る。
- 言語・人文・社会の各分野で基礎的・萌芽的研究の進展を図る。
- 研究成果に対する客観的な評価を行うことが出来る評価体制を確立する。
- 優れた学術研究を支える各種の研究条件や研究環境の整備・充実を図る。
- 研究体制を支援する組織の整備・充実を図る。
- 科学研究費補助金その他の競争的研究資金への応募件数を増加させる。
- 外部資金確保のための情報提供・サービスなど事務的支援体制を整備する。
第1節 研究活動
(1)論文等研究成果の発表状況
大学は、教育・研究を行う一つのコミュニティーであり、教育を充実させるためにもその裏付けとなる研究の活性化は必要不可欠である。本学では、これまで各教員の自律した研究を奨励するため、研究費、研究施設、研究業績の出版等さまざまな便宜を図っている。平成15年5月1日現在の本学の専任教員は、外国語学部48名、国際経営学部26名、日本語教育センター
3名、大学院国際コミュニケーション研究科1名(ただし、本学専任教員の兼担46名)計89名である。各専任教員の教育・研究業績は、「大学基礎データ」に示すとおりであるが、この資料等に基づいて、本学教員の研究活動を説明したい。
平成15年5月1日現在の教員の全研究業績は、表1−1〜4のとおりである。
表1-1 全業績
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
186 |
304 |
1,278 |
306 |
30 |
41 |
968 |
3,113 |
一人平均 |
2.07 |
3.38 |
14.2 |
3.4 |
0.33 |
0.46 |
10.76 |
34.59 |
表1−2 全業績(外国語学部)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
124 |
163 |
826 |
230 |
28 |
37 |
726 |
2,134 |
一人平均 |
2.07 |
2.72 |
13.77 |
3.83 |
0.47 |
0.62 |
12.1 |
35.57 |
表1−3 全業績(国際経営学部)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
60 |
128 |
392 |
65 |
0 |
4 |
176 |
825 |
一人平均 |
2.31 |
4.92 |
15.08 |
2.5 |
0 |
0.15 |
6.77 |
31.73 |
表1−4 全業績(日本語教育センター)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
2 |
8 |
48 |
9 |
2 |
0 |
44 |
113 |
一人平均 |
0.67 |
2.67 |
16 |
3 |
0.67 |
0 |
14.67 |
37.67 |
このうち大学院国際コミュニケーション研究科に所属する専任及び兼担教員の研究業績は表2のとおりである。
表2 全業績(国際コミュニケーション研究科)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
88 |
219 |
909 |
160 |
20 |
24 |
591 |
2.011 |
一人平均 |
1.87 |
4.66 |
19.34 |
3.4 |
0.43 |
0.51 |
12.57 |
42.79 |
次に、過去5年間(平成10年度以降)の専任教員の研究業績は、表3−1〜4のとおりである。
表3−1 平成10年度以降の業績(全体)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
52 |
78 |
252 |
110 |
3 |
14 |
347 |
856 |
一人平均 |
0.58 |
0.87 |
2.8 |
1.22 |
0.03 |
0.16 |
3.86 |
9.51 |
表3−2 平成10年度以降の業績(外国語学部)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
36 |
32 |
160 |
73 |
2 |
13 |
219 |
535 |
一人平均 |
0.6 |
0.53 |
2.67 |
1.22 |
0.03 |
0.22 |
3.65 |
8.92 |
表3−3 平成10年度以降の業績(国際経営学部)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
14 |
43 |
77 |
33 |
0 |
1 |
93 |
261 |
一人平均 |
0.54 |
1.65 |
2.96 |
1.27 |
0 |
0.04 |
3.58 |
10.04 |
表3−4 平成10年度以降の業績(日本語教育センター)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
2 |
3 |
15 |
4 |
1 |
0 |
32 |
57 |
一人平均 |
0.67 |
1 |
5 |
1.33 |
0.33 |
0 |
10.67 |
19 |
このうち大学院国際コミュニケーション研究科に所属する専任及び兼担教員の研究業績は表4のとおりである。
表4 平成10年度以降の業績(国際コミュニケーション研究科)
|
単独
著書
|
共編
著書
|
単独学
術論文
|
共著学
術論文
|
単独
翻訳
|
共同
翻訳
|
その他 |
合 計 |
総数 |
15 |
60 |
156 |
58 |
1 |
5 |
201 |
496 |
一人平均 |
0.32 |
1.28 |
3.32 |
1.23 |
0.02 |
0.11 |
4.28 |
10.55 |
以上が本学の専任教員の研究実績であるが、外国語学部及び国際コミュニケーション研究科では残念ながら教員の研究活動状況を把握し、研究業績の質を検証するシステムはまだ確立していない。早急にこのシステムを確立する必要がある。国際経営学部では、原則として毎月1回教員全員による研究会を開催し、各教員が研究状況を発表し、他の教員からの批判を求めている。日本語教育センターは創設間もなく、どのように評価するかが今後の課題である。
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