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教育研究のための人的体制

第3節 日本語教育センターにおける教育のための人的体制

 「日本語・日本文化プログラム」における日本語集中コースの人的体制の現状は、専任教員3名と非常勤講師17名によって年間30週、週78コマの日本語授業を実施するという状況である。専任教員のうち1名は日本語学科との兼任である。日本語教育センターに受け入れる学生のレベルが初級から上級へと大きく開いていることや年間を通じた集中日本語プログラムであるために、専任教員3名は必須、また、非常勤講師の助けも必要不可欠である。

 英文入門日本学コースは、本学日本語学科、国際経営学科の専任教員が、それぞれの専門分野を生かした内容の講義を兼担している。英語での授業で、特殊な教員のみに授業が可能であるため、人的資源は限られており、内容的に改良の余地があるコースもあるが、選択の余地はあまり与えられていない。しかし、そのような現状の中でも、ぎりぎりの線で教育的効果を犠牲にせずに運営されていると思われる。

 改善の方策としては、もし既存の日本語教育センターの学生の日本語レベルの幅が変わらず、加えて、新プログラムが増設された場合には、非常勤講師の数を減らし、専任教員をもう1名増やす方がより効率よくセンターの機能を果たせると考えている。