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自己点検・評価インデックス>> 第1章第1節 (1)名古屋外国語大学の沿革

理念・目的・教育目標

第1節 名古屋外国語大学の理念

(1)名古屋外国語大学の沿革

 名古屋外国語大学は、学校法人中西学園を設置母体とし、1988年4月、国際化・情報化・個性化時代に対応した新しい教育構想を掲げ、東海地区唯一の外国語大学として、英米語学科(入学定員100名)、フランス語学科(入学定員50名)、中国語学科(入学定員50名)の3学科からなる外国語学部(入学定員200名)のみの単科大学として開学した。

 その後、1994年4月、21世紀の国際社会を視野に、ボーダーレス社会に対応できるコミュニケーション能力と経営能力を有した「国際ビジネスマン」の育成を目指して、国際経営学部・国際経営学科(入学定員200名)を増設し、更に1997年4月、高等教育機関として一層の研究・教育の高度化を図り、多様化する社会的要請にも応えるため、外国語学部の教育課程を基盤としつつも新たな視点、発想に立った学際的な大学院として、国際コミュニケーション研究科・国際コミュニケーション専攻(修士課程/入学定員20名)を設置している。研究科設置の2年後、1999年4月には、大学院と学部の教育連携を図るとした当初の大学院設置構想に基づいて、わが国の言語文化を世界に発信できる人材の育成を目指し、外国語学部に日本語学科(入学定員60名)の増設を行うとともに、2001年4月、国是ともなっている留学生の受け入れを積極的に行い、日本語学・日本語教育学等を通じてわが国の国際化に寄与し、高等教育機関としての社会的使命を果たすことを目的に留学生別科(日本語教育センター/入学定員40名)を発足させた。

 他方、大学院においては、1999年4月、国際コミュニケーション研究科に後期課程を設置し、従来修士課程のみであった研究科を博士前期課程(入学定員20名)及び後期課程(入学定員5名)に改組する一方、この改組に先駆け、前年7月に本学が国際的に貢献する役割を担うための方法論を具現化、或いは実践する組織として、国際コミュニケーション研究所を設置している。

 この間、外国語学部では英米語、フランス語、中国語の3学科について、1990年度から1998年度までの第1次臨時的入学定員増(英米語学科50名、フランス語学科10名、中国語学科10名)及び1990年から1999年度までの第2次臨時的入学定員増(英米語学科50名)に加え、1999年4月から英米語学科の恒常的定員増(入学定員100名から200名に)を実施するとともに、臨時的定員については、2005年3月まで5年間の期間延長(英米語学科100名、フランス語学科10名、中国語学科10名)を行った。

 加えてこの臨時的定員は、「臨時的定員に関する平成12年度以降の取扱方針」に従って、2000年4月に英米語学科50名、フランス語・中国語の両学科がそれぞれ5名の臨時的定員の恒定化を行い、その後、入学定員を漸減させないように、2004年3月まで毎年度、臨時的削減分の定員増(英米語学科10名、フランス語学科1名、中国語学科1名)を行うこととしている。

 これらの改組、定員増等の過程を経て、名古屋外国語大学は現在、国際コミュニケーション研究科/国際コミュニケーション専攻・博士前期課程(入学定員20名)後期課程(入学定員5名)、外国語学部/英米語学科(入学定員300名)・フランス語学科(入学定員60名)・中国語学科(入学定員60名)・日本語学科(入学定員60名)、国際経営学部/国際経営学科(入学定員200名)、日本語教育センター(入学定員40名)、国際コミュケーション研究所、メディア情報教育センターの1研究科1専攻/博士前期・後期課程、2学部5学科、留学生別科、研究所及びセンターで構成、運営されている。