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"NN2028"(名古屋外国語大学中期計画)



2024年 4月 1日
“NN2028”
名古屋外国語大学中期計画
NUFS Next 2028
 
■名古屋外国語大学は
ポストグローバル時代の到来をにらみつつ
以下に示す人材育成ヴィジョンのもとに
高等教育の6つの領域における改革を骨子とする《 NN2028 》を策定し
アクションプランとして
これを実行します■

“卓越した外国語運用能力を礎に
共感力と批判的思考力に優れ

ポストグローバル時代を逞しく生きるための
高い知性、行動力、社会貢献の意識を
身につけた
「世界人材」
World Human Resourcesを育成”

名古屋外国語大学Nagoya University of Foreign Studies


I.中部・東海地区をリードする高等教育拠点としての体制の確立
(1)ポストグローバル時代に適合した世界人材を育成する教学体制を担保するための学部の改編
  • 3つの方針の再検討と将来構想
  • 外国語学部改編による新学部設置構想
  • 現代国際学部改編による新学部設置構想
  • 世界教養学部新学科設置構想
(2)ポストグローバル時代に適合した言語教育の充実と質の保証
  • 学部共通英語基幹プログラム(CELP)の充実と効率化による英語4技能の育成
  • 複言語プログラム(PLP)の拡充と効率化によるNUFS外国語教育メソッドの構築
  • 言語教育開発センター(CLED)の全学組織としての充実
  • 「日本語ライティングセンター」の開設
  • CBT(Computer 利用教育)や WBT(web 利用教育)等の概念を包摂した eーラーニングの支援
  • TOEIC®、TOEFL®、IELTS™️など、各種検定試験における平均目標値の設定及び学生の資質向上のための努力
  • ディプロマ・サプリメントのより適切なシステム化と言語教育成果の可視化
  • 英語教育メソッドのビジネスモデル化
(3)ポストグローバル時代に適合した教養教育の充実と質の保証
  • 世界教養プログラムの再構築
  • ICT 及び情報リテラシー教育のさらなる充実
  • ディプロマ・サプリメントのより適切なシステム化と教養教育成果の可視化
  • アカデミック・アドバイザー制度の充実
(4)ポストグローバル時代に適合した専門教育の充実と質の保証
  • 専門ゼミナールをキャップストーン科目とする体系的な学びの深化
  • 初年次教育から専門ゼミナールへと接続する一体型の教育の実現
  • ディプロマ・サプリメントのより適切なシステム化と専門教育成果の可視化
(5)ポストグローバル時代を見すえた効率的かつ高度なカリキュラム構築
  • 総合英語学部(仮称・構想中)の新カリキュラム構想
  • ディシプリンに基づく専門教育科目の充実
  • 現代国際学部現代英語学科のカリキュラムと学科名称再考
  • フランス・ヨーロッパ学科(仮称・構想中)の設置とカリキュラムの充実
  • 中国・アジア学科(仮称・構想中)の設置とカリキュラムの充実
  • 英語を教育言語とする専門教育科目の全学レベルでの拡大
  • ルーブリックを活用した評価の標準化
  • 海外協定大学の学位も保持するダブルディグリー制度の拡充
  • 全学レベルでの「スーパー・アドヴァンスト・コース」の設置検討
  • アカデミックイヤーの再検討とクォーター制導入の模索
(6)教育力向上のための柔軟な人事配置とスペース確保
  • カリキュラム改編に伴う適切かつ柔軟な人事配置
  • 教員と学生数の適正バランスの模索
(7)内部質保証体制の整備
  • 現行4学部と将来の3学部における言語教育高度化のための自己点検・評価の実施
  • 現行4学部と将来の3学部における教養教育深化のための自己点検・評価の実施
  • 国際コミュニケーション研究科における教育の高度化のための自己点検・評価の実施



II.高度職業人(世界人材)育成のための理想的な教育環境の構築
(1)キャリア意識の啓発とキャリア教育のさらなる充実
  • キャリアサポート・ポリシーの確立
  • キャリアを意識した職業意識啓発のためのキャリア科目の再構築
  • 卒業後に実社会で即座に実践できる高度なコンピュータ・スキルの育成
  • エアライン、マスコミ関連など専門的職業への就職支援の継続
  • 国内外インターンシップの機会拡充
  • CSセンターと教員組織の連携強化
  • キャリア教育推進のための教員の意識改革
  • 複眼的思考力強化のための専門家、実務家教員の充実
(2)将来性ある学生を獲得するための入試制度改革
  • 総合型選抜における文理融合型入試の導入検討
  • 地方入試の拡充による中部・東海地区以外からの受験生のさらなる確保
  • 大学広報戦略における学長室のリーダーシップ強化
(3)ポストグローバル時代にふさわしい教育環境の整備
  • アクティブラーニングを可能とする機動的な教室の確保
  • VR/AR 等の先進的なICT環境の構築
(4)高度職業人養成を主眼とした大学院教育課程の改編
  • 博士前期課程の定員充足のための努力
  • 博士後期課程の定員充足のための努力
  • 学部-大学院5年一貫制度による高度職業人の育成
  • 英語教育の実践研究ができる英語科教員の育成
  • 日本語教育・日本研究を担う研究者・教育者の育成
  • 社会人大学院生を支援する体制の整備
  • 海外の大学院との連携によるダブルディグリー制度の推進
  • 連携協定に基づく海外日本語教育人材の育成
  • 受入留学生を対象とするTESOLプログラムの創設
(5)教員の教育力の向上と研究環境の整備
  • 教員の教育力向上を目的とした派遣研究員制度の活用推進
  • 学生の授業評価を踏まえた自己評価活動の推進
  • 教員のプロモーション基準の再検討
(6)大学ランキング等への果敢な挑戦
  • 世界大学ランキング日本版総合力のアップ(100→60位)
  • 同ランキング国際性部門(29→5位)
  • 同ランキング留学率(2→1位)
  • 本当に強い大学ランキング 総合(62→25位)
  • 就職力ランキング 総合(33→15位)
  • 同ランキング 大学の取り組み(11→10位)


III.中部地区をリードする外国学研究拠点としての発信力強化
(1)教員の研究力向上のための積極支援
  • 教員の研究力向上を目的とする派遣研究員制度の活用推進
  • 教員の優れた研究に対する重点的支援
(2)科学研究費申請の支援
  • 科学研究費年間申請目標数40
  • 採択率50パーセントの維持
(3)国際研究集会開催及び参加への積極支援
  • 国際研究集会の積極的誘致と支援の強化
  • 国際研究集会への参加支援
(4)研究成果の発信力強化
  • 「名古屋外国語大学論集」による研究力の発信
  • Web Journal の刊行による研究成果の発信
(5)研究拠点としての WLAC (World Liberal Arts Center)と RINGS (Research Institute for New Global Society: グローバル共生社会研究所)、MIDセンター (Media,Information and Data Science Center) の活動強化
  • ワールドリベラルアーツセンター事業の活性化と発信力強化
  • グローバル共生社会研究所事業の活性化と発信力強化
  • MIDセンターの活性化と発信力強化
  • 名古屋外国語大学出版会 (NUFS Press) とのタイアップによる研究力と発信力の強化
  • 機関誌「Artes MUNDI」による研究力の発信
  • 日本ドストエフスキー協会 (DSJ) の活動支援と発信力強化
(6)内部質保証体制の整備
  • 各センター、研究所における研究機能強化のための自己点検・評価の実施 


IV.DX時代にふさわしいスマートキャンパスの創出と環境整備
(1)留学(送出・受入)制度の拡充と教育効果の測定
  • 留学費用全額支援制度 (Total Expenses Support System) の安定的運用
  • 海外からの留学生の受け入れ制度の安定的運用
  • 海外インターンシップ、サービスラーニング等就業機会を含む新たな留学プログラムの開発
  • 留学した学生の教育効果測定
(2)インターナショナルキャンパスとしての環境整備
  • IJ 学生との共生空間施設の創出
  • アトリウムの改修と学生食堂・カフェの環境改善及びメニューの充実化
  • インターナショナルコンベンションルームの確保
  • キャンパスサイン・店舗表示等の英語表示の充実化
  • 留学生と本学学生の交流の重層的展開(授業、課外活動、イベント等)
  • 留学生と本学学生が日常的に交流できる混住型インターナショナルハウスの新設
  • SDGs を意識したオールジェンダーキャンパスの実現
(3)キャンパスライフの充実と学生の自主性・積極性を涵養する企画の創出
  • 学生会館等、学生が自由に交流できるスペースの設置と確保
  • 主に国内を中心としたボランティア活動の支援
  • IJ 学生交流事業の拡大
  • WLAC スチューデント制度の拡充と支援
  • 各国別イベント実施の継続(アメリカ月間等)
  • 地域住民と留学生の交流機会の拡大
(4)中央図書館及び学術情報基盤の機能強化と有効活用
  • 教育・研究活動に対するサービス向上
  • 学習支援機能の充実
  • 図書館の展示の充実と5階多目的室等の有効活用
  • 図書館の電子化及びキャンパス内外 ICT 環境のさらなる充実
(5)安全・安心な学生生活・留学生活のための基盤整備
  • 留学生の安全を守るセキュリティ体制構築とセミナー開催
  • 改正健康増進法によるキャンパス内禁煙化の徹底
(6)豊かなキャンパスライフを保証するための調査の拡充と定期的な自己点検・評価の実施
  • 卒業時満足度アンケート調査及び就業状況アンケート調査等を活用した自己点検・評価の強化


V.国内外の高等教育機関との連携及び地域社会への貢献
(1)大学間連携の推進
  • 名古屋学芸大学との連携推進
  • 東京外国語大学との国内留学制度の整備
  • 海外連携大学との TESOL プログラムの構築
  • 英語圏の大学との国際共同教育のさらなる充実
  • SDGs を意識した大学連携に基づく模擬国連等の実施
(2)日進・長久手市内所在大学による連携体制の構築
  • 日進市及び長久手市に所在する大学との連携推進
(3)高大連携の積極推進
  • 地域教育推進センターをベースにした中学校・高等学校支援の実施
  • 愛知県教育委員会との連携協定を踏まえた高大連携事業の推進
(4)アラムナイ事業の展開とステークホルダー等との連携強化による地域貢献
  • 同窓会との連携強化
  • 学生後援会との連携強化
(5)英語教育及び多言語・多文化教育研究の成果の可視化と地域貢献
  • 英語教育及び多言語・多文化に関わる研究教育の成果の地域社会への還元
  • 中等教育に携わる英語教員の再教育による地域貢献
  • 英語教員ワークショップ等の発展的継続
  • 初等英語・児童英語の教育プログラム研究・開発による地域貢献 (日進市・長久手市との提携模索)
  • 地域日本語教育のメソッド開発による多文化共生への貢献
(6)リカレント教育実施による社会貢献・地域連携
  • 市民に開かれた新たな聴講生制度導入の検討
  • 「NUFS Open College(オープンカレッジ)」の拡充と地域貢献


VI.中部地区唯一の外国語大学としての機能強化及びガバナンスの確立
(1)学長室のリーダーシップ強化
  • 人事システムの弾力化と合理化
  • 人事及びキャンパス整備に関する法人との対話推進
  • 教学マネジメント推進室の機能強化
(2)時代の要請に応える組織基盤の強化
  • 教職員における女性比率の向上及び女性幹部職員、女性管理職教員の積極登用
  • IR(Institutional Research)の事業推進
  • FD/SD活動の充実・強化
  • コンプライアンスの徹底とセミナー等開催
  • 公正研究のための監視体制強化
  • ヘルスケア・ヘルスプロモーション体制の充実、ストレス・マネジメントの推進
  • 事務職員の資質向上のための研修機会の設定
(3)広報力の多角化、本学のプレゼンス向上
  • 大学公式 HP の刷新と活性化
  • 在学生・家族・卒業生に向けた SNS 等による広報の充実
  • ネット配信による教育・研究成果の発信力強化
  • 大学資料館の設置と公開
  • より強固なブランディング戦略の構想と実現
(4)財政基盤強化のための協力推進
  • 教育研究施設・設備の有効活用
  • 外部資金獲得と受託事業等の推進
(5)内部質保証体制の整備
  • 全学的な内部質保証体制の整備を実質化
  • 自己点検・評価委員会の位置付けの確立
  • 内部質保証体制における学長室会議、教学マネジメント会議、大学評議会の役割分担の明確化とその他組織との連携
  • 大学評価基準に基づく定期的な自己点検・評価の実施

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