開催案内
2019年11⽉5⽇(火)15:00~17:00、本学2号館226教室において、一橋大学大学院社会学研究科教授 加藤泰史氏をお招きし、講演会「多文化社会における「人間の尊厳」概念」を開催します。
近年のグローバリゼーションの進展と9.11以降の国際政治の複雑化の中、世界全体で多文化社会が浸透しているにもかかわらず、外国人・移民・難民を排除し、多様なアイデンティティを抑圧する力学がポピュリズムとして声高となっている。
このような混乱を前にして、私たちが直面しているのは、根源的な社会的価値への問いではないか。「何が社会を新たな統合へともたらすのか」、「現代社会において統合の新たな理念はそもそも何であるのか」
この問いかけに「世界人権宣言」で謳われている「人間の尊厳」概念は一つの光を放っている。古代ギリシアに端を発し、現在でもそのアクチュアリティーを失わず、さらに医療技術・科学技術に対して「尊厳」はさらに多様な役割を求められている。
多文化社会において差別・暴力を暴走させないためにわれわれは「人間の尊厳」概念に立ち返り、根源的な問いに応えていかなければならない。
近年のグローバリゼーションの進展と9.11以降の国際政治の複雑化の中、世界全体で多文化社会が浸透しているにもかかわらず、外国人・移民・難民を排除し、多様なアイデンティティを抑圧する力学がポピュリズムとして声高となっている。
このような混乱を前にして、私たちが直面しているのは、根源的な社会的価値への問いではないか。「何が社会を新たな統合へともたらすのか」、「現代社会において統合の新たな理念はそもそも何であるのか」
この問いかけに「世界人権宣言」で謳われている「人間の尊厳」概念は一つの光を放っている。古代ギリシアに端を発し、現在でもそのアクチュアリティーを失わず、さらに医療技術・科学技術に対して「尊厳」はさらに多様な役割を求められている。
多文化社会において差別・暴力を暴走させないためにわれわれは「人間の尊厳」概念に立ち返り、根源的な問いに応えていかなければならない。
画像説明文
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イベント概要
タイトル | 多文化社会における「人間の尊厳」概念 |
開 催 | 主 催: 現代国際学部現代英語学科 後 援: 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター |
日 時 | 講演会: 2019年11月5日(火) 15:00~17:00 |
ゲスト | 加藤 泰史(一橋大学大学院社会学研究科教授) |
会 場 | 名 称: 名古屋外国語大学 2号館226教室 所在地: 〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57 会場へのアクセスについて |
申 込 | 準備の都合がありますので、事前のお申し込みをお願いいたします。 申込みのフォームに必要事項をご入力・送信してください。 2019.11.5 講演会「多文化社会における「人間の尊厳」概念」参加申込フォーム |
対 象 | どなたでも参加できます |
その他 | 参加無料 |
問合せ | 名古屋外国語大学現代英語学科 Tel:0561-75-1725(直通) |
講師プロフィール
加藤 泰史(かとう やすし)
一橋大学大学院社会学研究科教授。
前日本哲学会会長。専門はカント哲学、近現代ドイツ哲学。主要な著作としてKant in der Diskussion der Moderne、『尊厳概念のダイナミズム』、翻訳書として『カント全集17巻』、ナンシー・フレイザー/アクセル・ホネット『再配分か承認か』など多数。カント哲学を中心として近現代ドイツ哲学をフィールドとして研究を行い、特にハーバーマスの討議倫理の造詣が深い。近年は「尊厳概念のグローバルスタンダードの構築」研究を国内外の研究者とともに進めている。
前日本哲学会会長。専門はカント哲学、近現代ドイツ哲学。主要な著作としてKant in der Diskussion der Moderne、『尊厳概念のダイナミズム』、翻訳書として『カント全集17巻』、ナンシー・フレイザー/アクセル・ホネット『再配分か承認か』など多数。カント哲学を中心として近現代ドイツ哲学をフィールドとして研究を行い、特にハーバーマスの討議倫理の造詣が深い。近年は「尊厳概念のグローバルスタンダードの構築」研究を国内外の研究者とともに進めている。