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10月24日 講演会 世界の文豪シリーズ 第2回「ディケンズの 『大いなる遺産』」を開催しました



 2018年10月24日(水)10:50から、本学図書館5階、多目的室にて、講演会「ディケンズの『大いなる遺産』」を開催しました。
 当日は、学生や一般の方を含む約60名の方にご参加いただきました。英文学の授業を受けている学生も多く、分かりやすく文豪ディケンズ作品についてお話いただきました。ディケンズ作品への知識の深さに関係なく、参加した方がそれぞれに作品の楽しみ方を知ることができる機会となりました。

講演:甲斐清高先生

 講演ではスライドを用いて、翻訳や写真を紹介しながら解説いただきました。司会は、本学英米語学科教授の梅垣昌子先生が務めました。

講演の様子

司会:梅垣昌子先生
(本学英米語学科教授)

参加した方からのご感想

会場の様子

「ピップの感情を他の人物にあてている というのがおもしろいと思いました。ディケンズの執筆方法も独特で、犯罪者の描写の細かさがすごいということで作品を読んでみたくなりました。」
「作品を分析する際、今まで自分が持っていなかった、語り手と主人公との相互の関係性や、作者の二面性などの視点にとても興味が湧きました。クリスマス・キャロルだけ読んだことがあったのですが、1つの作品ではなく、ディケンズの作品全て通して本人自身のことがわかることが、おもしろいと思いました。」

会場の様子

開催案内

 2018年10月24日(水)10:50から、本学図書館5階、多目的室におきまして、講演会「ディケンズの『大いなる遺産』」を開催します。

 一九世紀英国の文豪ディケンズは、国民的有名作家という大衆向けの顔の裏で、実は隠された別の人生を送っていたことが、死後、明るみに出ました。彼の作品の作中人物も、その多くが二重の人格を持っていると言われています。今回は、代表作のひとつ『大いなる遺産』において、語り手である主人公が物語を語りながら、二重、三重の人格を呈していく様子を見ていきます。

 この講演会は「世界の文豪シリーズ」の第2回です。下記の通り全5回開催が予定されています。
 どなたでも参加できます。ぜひご参加ください。

世界の文豪シリーズ

2018年8月現在
開催日程 テーマ(作家) 講演者
第1回 6月27日(水) ナボコフ 諫早勇一(世界教養学科 教授)
第2回 10月24日(水) ディケンズ 甲斐清高(英米語学科 准教授)
第3回 11月28日(水) プルースト 林 良児(フランス語学科 教授)
第4回 12月12日(水) フォークナー 梅垣昌子(英米語学科 教授)
第5回 1月7日(月) マルケス 野谷文昭(世界教養学科 教授)

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概要

タイトル 世界の文豪シリーズ 第2回 ディケンズの『大いなる遺産』 ―分裂する作者、分裂する語り手
講演者 甲斐 清高 (英米語学科 准教授)
開 催 主 催: ワールドリベラルアーツセンター
共 催: 創立30周年記念記念事業委員会
日 時 2018年10月24日(水)10:50~12:20
会 場 名 称: 名古屋外国語大学 図書館5階 多目的室
所在地: 〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57 会場へのアクセスについて
申 込 当日参加も可能ですが、準備の都合がありますので、事前のお申し込みをお願いいたします。
申込みのフォームに必要事項をご入力・送信してください。
https://req.qubo.jp/wlac/form/20181024
2018.10.24「ディケンズの『大いなる遺産』」参加申込みフォーム
対 象 どなたでも参加できます
その他 参加無料
問合せ 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター
TEL:0561-75-2164  E-mail:wlac_gg★nufs.ac.jp (★を@に変えて送信してください)

講演者紹介

甲斐 清高(英米語学科 准教授)
 1970年京都生まれ。京都大学文学部卒業(英語学英文学専攻)。英国ダラム大学大学院修士課程修了(MA in English Literary Studies修得)。京都大学博士(文学)。現在、名古屋外国語大学外国語学部英米語学科准教授。専攻は19世紀イギリス文学。著書に『ディケンズ鑑賞大事典』(南雲堂、共著)、訳書にウィルキー・コリンズ『ならず者の一生』(臨川書店)など。