2018年3月26日(月)14:00~15:30、本学5号館2階522教室において、日本語学科主催講演会「中国の日本語教育の現状及び通訳・同時通訳の養成について 中日友好交流の視座より」を開催しました。
当日は、共催として開催にご協力いただきました、一般社団法人愛知華僑総会の関係の方々にも数多くご来場いただき、本学の学生や教職員を含め、合計で85名の方が参加しました。
当日は、共催として開催にご協力いただきました、一般社団法人愛知華僑総会の関係の方々にも数多くご来場いただき、本学の学生や教職員を含め、合計で85名の方が参加しました。
開催のご報告
宋協毅 氏
尾崎明人教授
当日の進行は、日本語学科教授 尾崎明人先生が務めました。冒頭の開催挨拶と講師紹介の中で、講師の宋先生が副学長である大連大学と本学、特に日本語学科との長きにわたる協力関係についてご紹介されました。
宋先生の講演前半では「中国の日本語教育の現状及び通訳・同時通訳の養成について」と題して、大連大学での日本語教育に関する取り組みを、実際の写真を紹介しながらお話されました。
講演の後半では、「中日二ケ国語間の通訳者と同時通訳者養成の方法論について」と題して、具体的に通訳者が備えるべき能力や求められる力、勉強法・指導法など、通訳者や同時通訳者について、そして同時通訳の現場での経験などの事例もお話いただきました。
会場の様子
講演の後、宋先生の揚琴、朱新建先生(愛知学院大学)の二胡、涂善祥さん(中国琵琶演奏者・中国上海音楽学院客座教授)の中国琵琶の演奏をご披露いただきました。中国楽器ということで、中国の楽曲はもちろん、童謡の「さくらさくら」など、日本人に馴染みの深い楽曲も演奏していただき、お三方の楽器の心地よい音色が会場いっぱいに広がりました。
参加した方からのご感想
同時通訳についてのお話は興味深く楽しく拝聴しました。語学習得には、やる気と根気が必要と、改めて痛感しました。生演奏も素晴らしかったです。(60代・女性)
今年の夏から中期留学に行くことを考えていて、大連大学に行きたいと思っているので、貴重なお話が聞けてよかったです。また、外国語を習得するために、たくさん聞くことシャドウイングをすることがいかに大切かが分かったので、これからの勉強に取り入れていきたいと思います。演奏もとても感動しました。(中国語学科 学生)
今年の夏から中期留学に行くことを考えていて、大連大学に行きたいと思っているので、貴重なお話が聞けてよかったです。また、外国語を習得するために、たくさん聞くことシャドウイングをすることがいかに大切かが分かったので、これからの勉強に取り入れていきたいと思います。演奏もとても感動しました。(中国語学科 学生)
開催案内
1972年の中日国交正常化を機に新中国における日本語教育は大きく発展し、現在では、510余りの大学に日本語主専攻があり、日本語学習者はおよそ100万人で世界でもっとも多い。こうした量的拡大だけでなく、中国の日本語教育はこの50年ほどの間に質的にも大きく向上してきた。講演では、こうした日本語教育の発展について大連大学の実例を通して紹介する。
また、中日両国の交流で意思疎通の橋渡し役となる通訳者の育成は日本語教育の重要な課題である。30年以上の同時通訳と同時通訳養成の経験を踏まえて、通訳養成の方法論と教学上の課題についてお話しし、これからの日本語教育を展望したい。
どなたでもご参加いただける講演会です。お気軽にお越しください。
また、中日両国の交流で意思疎通の橋渡し役となる通訳者の育成は日本語教育の重要な課題である。30年以上の同時通訳と同時通訳養成の経験を踏まえて、通訳養成の方法論と教学上の課題についてお話しし、これからの日本語教育を展望したい。
どなたでもご参加いただける講演会です。お気軽にお越しください。
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講師プロフィール
宋協毅(そう・きょうき)(大連大学副学長、日本語言文化学院長)
専門は日本言語文化論、日本語教授法、通訳・同時通訳法。名古屋大学文学研究科日本言語文化専攻博士課程修了、博士。中国日本語教学研究会副会長、東アジア日本語教育・日本文化研究国際学会副会長、中国教育部日本語教学指導委員会委員などを歴任。『現代日本語補助動詞研究』、『日本言語文化研究』『日本文化精解』などの著書、『新編日漢・漢日同時通訳教程』などの教科書多数。
専門は日本言語文化論、日本語教授法、通訳・同時通訳法。名古屋大学文学研究科日本言語文化専攻博士課程修了、博士。中国日本語教学研究会副会長、東アジア日本語教育・日本文化研究国際学会副会長、中国教育部日本語教学指導委員会委員などを歴任。『現代日本語補助動詞研究』、『日本言語文化研究』『日本文化精解』などの著書、『新編日漢・漢日同時通訳教程』などの教科書多数。
概要
タイトル | 中国の日本語教育の現状及び通訳・同時通訳の養成について 中日友好交流の視座より |
開 催 | 主 催: 名古屋外国語大学日本語学科 共 催: 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター、一般社団法人愛知華僑総会 |
日 時 | 2018年3月26日(月) 14:00~15:30 (13:30開場) |
会 場 | 名 称: 522教室≪名古屋外国語大学 5号館2階≫ 所在地: 〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57 会場へのアクセスについて イベント開催日は、春季ダイヤでの運行予定です。 |
講 師 | 宋 協 毅 (そう・きょうき) (大連大学副学長、日本語言文化学院長) |
申 込 | 当日参加も可能ですが、準備の都合がありますので、事前のお申し込みをお願いいたします。 申込みのフォームに必要事項をご入力・送信してください。 https://req.qubo.jp/wlac/form/20180326 2018.03.26「中国の日本語教育の現状及び通訳・同時通訳の養成について」参加申込みフォーム |
対 象 | どなたでも参加できます |
その他 | 参加無料 |
問合せ | 名古屋外国語大学日本語学科事務室 TEL:0561-75-2699(直通) |