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10月11日「混合体としての<アメリカス>へ」を開催しました



2017年10月11日(水)14:00~16:30、本学5号館1階511教室において、
名古屋外国語大学 世界教養学科主催講演会
「混合体としての<アメリカス>へ ―『ハーフ・ブリード』刊行に寄せて」を開催しました。
当日は50名の方にご参加いただきました。

開催のご報告

 本講演会は、文化人類学者・批評家で東京外国語大学大学院教授の今福龍太氏に来学頂き、ちょうど刊行の時期となりました著書「ハーフ・ブリード」(河出書房新社)の内容も併せて、お話を伺いました。
 会場には、今回の講演で一つのテーマとなりましたメキシコの死者の日に因み、マリーゴールドの花が飾られました。講演の冒頭で、メキシコのインディオの信仰においてマリーゴールドの花が、死者の花とされており、死者の追悼の際に飾られる特別な花であるとご紹介頂きました。
 

今福龍太氏

マリーゴールドと共に
野谷文昭教授(左)、今福龍太氏(右)

今福龍太氏(左)、野谷文昭教授(右)

会場の様子

ArtesMUNDI Vol.3に掲載されました

本講演会の詳細が、ワールドリベラルアーツセンターから発行の雑誌「ArtesMUNDI」の第3号に掲載されました。

ArtesMUNDI Vol.3
https://www.nufs.ac.jp/library_facilities/wla-center/artesmundi/03/index.html

開催案内

 越境者たち、混血たちの〈アメリカ〉は、いまだに未知の大地です。それを〈アメリカス〉と複数形で呼び直してみたとき、グローバリゼーションの見かけのもとでの均質化したイメージは消え去ります。とりわけ国境の川や壁を越えて歴史的に往き来してきたメキシコ人たちの側から眺めたとき、〈アメリカス〉は特別の豊かさと文化的陰影をもって私たちに真の姿を開示します。そのような豊饒な混合体を前に、狭量な「アメリカ国家」はいま何を抑圧し、排除しようとしているのでしょうか?
 灼熱の太陽が降りそそぐ高原の民と、バラ色にかがやく砂漠の民のあいだを往還してきた人類学者が、35年前のメキシコとの邂逅に始まる半自伝的著作『ハーフ・ブリード』(河出書房新社)の刊行を機に、混合体としての世界の未来の可能性を熱く語ります。

どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

タイトル 混合体としての<アメリカス>へ―『ハーフ・ブリード』刊行に寄せて
開 催 主 催: 名古屋外国語大学 世界教養学科
共 催: 名古屋外国語大学 ワールドリベラルアーツセンター
日 時 2017年(平成29年)10月11日(水) 14:00~16:30
講 師 今福 龍太
Profile 文化人類学者・批評家。東京外国語大学大学院教授。
1982年よりメキシコ・キューバ・アメリカ南西部などで広範なフィールドワークを行う。遊動型の野外学舎「奄美自由大学」を2002年から主宰。現在サンパウロ・カトリック大学記号学・メディア研究科大学院でも随時セミナーを開く。2017年に『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房)で第68回讀売文学賞受賞。他の著書に『ミニマ・グラシア』『薄墨色の文法』『ジェロニモたちの方舟』(以上岩波書店)『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)『わたしたちは難破者である』(河出書房新社)ほか多数。水声社より、主著『クレオール主義』『群島-世界論』を含む著作コレクション〈パルティータ〉全5巻が現在刊行中。近刊予定に『ブラジル映画史講義』(現代企画室)、『原-写真論』(赤々舎)など。
会 場 名 称: 511教室 ≪名古屋外国語大学 5号館1階≫
所在地: 〒470-0197 愛知県日進市岩崎町竹ノ山57
会場へのアクセスについて
申 込 申込は不要です。当日、直接会場へお越しください。
その他 参加無料
問合せ 名古屋外国語大学世界教養学科 0561-75-1759