自己点検・評価

自己点検・評価インデックス>> 第8章第1節 (1)図書館施設、設備

図書館及び図書等の資料、学術情報

目標:教育研究のための支援機関として、学生、教員に対する図書館サービスの向上及びそのための施設・設備の充実に努め、学術情報ネットワークに即応した学術情報基盤の整備を図る。

目標を達成するための措置
  1. 図書館の施設・施設を充実する。
  2. 図書、学術雑誌、視聴覚資料等の資料を体系的に収集する。
  3. 学生、教員に対する情報の提供その他の利用者サービスを向上させる。
  4. 学術情報ネットワークへの連携を強化し、電子図書館的・学術情報発信的機能の整備充実を図る。

第1節 図書、図書館の整備 ――三大学共用の中央図書館

 名古屋外国語大学附属図書館は、2002年3月に竣工した新図書館棟へ移転し、同じキャンパス内の愛知女子短期大学図書館と統合して、中西学園中央図書館となった。

 中央図書館は、同時に発足した名古屋学芸大学も含めた三大学共用の図書館として、各大学から選出・構成される運営委員会の下に、一つの事務組織によって運営される。新図書館の開設によって施設面での大幅な改善が行われ、また、資料の充実、規程類の整備等も進められている。

(1)図書館施設、設備

 2002年4月にオープンした中央図書館は、地上5階地下1階、総面積は4,480uで、閲覧用座席総数619席、30万冊の図書収用能力を備える。それまでの外国語大学図書館が、大学院の図書室も合わせて1,284u、短期大学の図書館が分室を合わせても399u、両者合計で1,683uであったのに比べ約3倍となり、私立大学の全国平均(平成14年度大学図書館実態調査結果報告/文部科学省研究振興局情報課 2003年3月、 以下同じ)4,413uを上回り、図書館としての規模は著しく拡大した。

 内部の構成は、3系列の集密書架を備えた地階の書庫に雑誌のバックナンバーや新聞縮刷版を配置し、1階はカウンターを中心とする利用者サービスと新聞、国内雑誌、指定図書、辞書類等の情報利用のフロアー、2階から4階は読書のフロアーとして、和書を2,3階、欧米・中国の図書・雑誌を4階に配置し、5階には展示ホール、多目的室のほか事務部門がある。展示ホールは、学園の歴史的記録のほか、名古屋学芸大学の教員や学生の制作物の展示にも使用できるものである。なお、4階には研究個室4室を設け、地階書庫とともに、専ら教員及び大学院生の利用に充てている。

 設備としては、IT時代の到来に備えて、中央図書館の2階から4階の閲覧室は全面OAフロアーとし、一部の閲覧机には情報コンセントを設けている。また、図書館システムILIS/X-WRのため、サーバー6台、業務用及びOPAC用端末28台と関連のプリンター等を備えるほか、入口の風除室に図書館の利用を案内するための50インチという大型のプラズマディスプレイを壁掛けにしている。その他CD-ROM検索用端末2台、ビデオカセット2台を1階に、またマイクロ資料用にマイクロ・リーダーを地階に配置している。ただし、視聴覚機器類は、新図書館への統合に際し、視聴覚資料をAVセンターに集中したことに伴い、現在は専らそちらで整備されている。