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アカデミック・スキルズ・プログラム




CASP(Cross-departmental Academic Skills Program)とは

 初年度教育の要として、CASP(学部横断的なアカデミック・スキルズ・プログラム)が挙げられます。授業を効率よく理解するためのノートの取り方、自分の考えの論拠を示すためのリサーチ方法、考えをまとめるための文章作法、まとめた考えを効果的に相手に伝えるための口頭表現技法など、CASPを通して学生は、自主的かつ自律的に学んでいくための必要不可欠なスキルを身につけます。

 全学的な履修指導または学修支援のため、2020年4月に教養教育推進センターが設置されました。学びの多様化に応じて、今後、同センターは、バリエーション豊かなカリキュラムを提供していくつもりです。


【外国語学部・世界教養学部】

 外国語学部・世界教養学部では、1年生を20名前後のクラスに編成し、「アカデミック・スキルズ」科目を提供しています。本科目の目標は、大学での学びに必要な基礎的技能を1年次に身につけることを通して、2年次以降の専門的学習に支障なく移行するための基盤を形成することにあります。年間を通じて、学生は「自ら調べ学ぶ」ためのスキル・知識を身に着けていきます。具体的には、情報収集のための「図書館・データベース・ウェブ検索の用い方」、集めた情報を見極めるために必要なスキルである「資料・論文の批判的読解方法」、アカデミックな文章作成のための「文章作成方法・引用方法」および「剽窃に関する知識」などを習得します。授業では、これら全てのスキルを用いてリサーチを行い、成果を他者に伝える「プレゼンテーション」及び「レポート執筆」を中心としたカリキュラムを用意しています。今後さらに「多文化社会」化が進むであろう世界で、スムーズに社会の構成員として参加できる能力を涵養し、広い教養を得るための素地を作ってもらうこと、これが本科目の究極的目標です。

【現代国際学部】

 現代国際学部では、各学科のカリキュラムの特性を踏まえ、3学科が独自の方針でCASP科目を展開しています。グローバルビジネス学科では、CASP科目を通じて1年生が自立した学びの主体となることを目標としています。具体的には、必要な情報を的確に読み取ることや、それらをまとめる力を養い、学生が自ら課題を発見し、その解決のために学び、考えられるようになることを目指します。現代英語学科では、CASP科目をとおして、大学における学びの基礎となるスキルと英語力を育成します。複数の学科共通のテキストを用いて、アカデミックスキルの基礎、学術的な文献の読み方、発表の仕方、レポートの書き方などを学ぶとともに、学術的な英文に対応できる英語力の基礎固めを行います。国際教養学科のアカデミックスキルズI/IIは、入学した1回生が大学で学問を修めるために不可欠な「学術的作法」の基礎を学ぶための課目である。授業はクラス単位で行われ、専任教員が指導する。I期は「企業研究」、II期は「課題図書の輪読」と「自由テーマによるプレゼン」を中心とする授業が行われる。

【世界共生学部】

 世界共生学部世界共生学科では、2年次以降の学科での国際政治・経済、地域研究(リージョナル・スタディーズ)、多文化共生といった専門的な学びを展開する上で不可欠なスキルを身につけることを目的とし、学科独自のアカデミックスキルズの授業を展開しています。I期は、ニュース等で頻繁に取り上げられる比較的身近な国際社会・日本社会の問題について、II期は、世界の諸地域が抱える諸問題に深く切り込んだより専門性が高いテーマについて、グループ単位でテーマを定め、プレゼンテーションとレポート執筆に取り組んでもらいます。クリティカルシンキング、レファレンス、ノートテイキングの方法など大学での主体的な学びに必要なスキルを着実に習得してもらうのと同時に、学生自らがセレクトした学術書や学術論文を多読して親しんでもらうという点にも重きを置いています。世界共生学科の専任教員がアカデミックスキルズの授業を担当しているという点も特徴であり、授業時間外でのグループ面談を含め、懇切丁寧に指導することで、学生の「やる気」をバックアップします。