グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム > CLOSEUPS > 石倉侑芽さん

石倉侑芽さん



クイーン松阪として地域活性化に貢献
現代国際学部 現代英語学科 3年 石倉侑芽さん

2014年4月、クイーン松阪に選ばれた現代国際学部 現代英語学科 3年 石倉侑芽さん。ふるさと松阪市を盛り上げるため、地域活性化に奮闘した1年間を振り返っていただきました。

松阪牛だけではない、魅力あふれるまち

みなさん三重県松阪市といえば、なにを最初に思い浮かべますか?おそらく松阪牛を最初に思い浮かべた方が最も多いでしょう。では、2番目に思い浮かぶものは何でしょうか?という質問をしたら、すぐには答えられない方が多いのではないでしょうか。

私は2014年4月から1年間、「クイーン松阪」として三重県松阪市の観光PRなどの活動に取り組んできました。この活動を通して私は松阪の歴史だけでなく、文化やグルメなど松阪市の誇るべき伝統について学びました。松阪は三井家などの豪商を多く輩出した商人のまちとして知られており、国学者の本居宣長や現代では西野カナなどの有名人の出身地でもあります。さらに、松阪城跡の城下町には国の重要文化財に指定されている長屋と石畳が素敵な“御城番屋敷”があり、そのほかにも商人の館など歴史を楽しむところもたくさんあります。ですので、古い街並みのなかでまるで江戸時代にタイムスリップしたような時間が過ごせます。

江戸の2人に1人が身に着けていたといわれる藍色で縦縞模様が特徴の“松阪もめん”という伝統工芸品は、現在も全国から多くのファンが手に入れるために足を運ぶほどの人気です。手織り体験やレンタル着物もしており、豊富な種類の服や小物もそろっています。もちろん、自慢の松阪牛のお店や焼肉屋さんもたくさんあります。ぜひ松阪を訪れる機会があれば、松阪もめんの着物でまちあるきを楽しんでいただきたいです。このように、松阪にはまだまだみなさんに知られていない魅力がたくさんあります。

大切なふるさと、松阪を盛り上げたい

私がクイーン松阪に応募をしたきっかけは、ソーシャルコミュニケーションを学ぶゼミで地域活性化について考えたことです。自分の出身地でもある大好きな松阪を盛り上げるために何か出来ることはないかと考えたときに、市民の方々や自治体と協力しながら自らまちづくりに参加することができるクイーン松阪への応募を決めました。仕事の内容は様々で、写真協会により定期的に行われる撮影会のモデルや祭りでの案内役、松阪について全国各地の新聞や雑誌の取材を受けるなど、日本全国へ向けてのPRも行いました。

(写真右側:石倉侑芽さん)

B-1グランプリに参戦!

特に昨年10月に福島県で開催された「B-1グランプリ」がとても印象に残っています。全国各地の団体が地域自慢のグルメとともに“まちを売る”イベントです。私たちは「Do it!松阪鶏焼き肉隊」としてイベントに参加をしました。鶏焼き肉とは焼き肉文化が浸透する松阪で自慢の、甘辛で濃い味噌ダレに鶏肉を絡めて網焼きにした郷土料理です。福島県という初めて訪れる場所で少しでも多くの方々に松阪のことを知ってもらいたいという気持ちでメンバーが一丸となりイベントを盛り上げました。

私はPR隊として、ブースの入り口でパンフレットを配る役目を果たし、鶏焼き肉のテーマソングのダンスやステージ上で松阪の魅力を伝えるスピーチなども担当しました。スピーチではわかりやすく興味を持ってお話を聞いていただけるよう、他のメンバーとも何度も練習をして挑みました。その甲斐もありたくさんの暖かい声援をいただくとこができ、大きな達成感を得られました。そして、私たちは足を運んで下さるお客様と直接会話することのできる役割だったので、自ら松阪の魅力をお伝えしたり、質問にお答えしたり、味やブースの感想もお聞きすることができてすごく楽しかったです。

クイーン松阪としての様々な経験を通して、私は松阪がさらに大好きになりました。地元のために頑張る方々を近くで見てきて、みんなで協力して行うまちづくりを誇りに思いました。生まれ育ったまちでも、初めての感動や発見がたくさんありました。こんなにたくさんの魅力があるのに、まだあまり知られていない…。まずは松阪の人たちにもっと自分たちのまちを知り、好きになってもらいたいです。そして市民が一丸となってまちを元気にし、自慢できるみんなの大好きな松阪にしたいと考えるようになりました。私は将来松阪だけでなく、身近にある大切な人やものの魅力を世の中に発信していける人になりたいです。